天平文化を偲ばせる法相宗の大本山で世界遺産の「薬師寺」の復興
この復興にはビジネスの世界にも通じるノウハウが活かされている。
先週、薬師寺を訪問しました。
近鉄橿原線の西ノ京駅。かっては西大寺方面行きのホームに立つと、崩れかけた築地塀の向こうに薬師寺の東塔が孤影を見せていたそうですが、今では、駅を出るとすぐに薬師寺の門前です。
金堂をはじめとして、西塔、中門、大講堂、回廊の一部と伽藍復興進む薬師寺は、かっての繁栄を取り戻している。
この復興には、ビジネスに通じるノウハウが活かされています。
まず、管主の高田好胤師が就学旅行生の誘致を始められ、更に、金堂再建の資金調達に写経を開始されたそうです。御賽銭は、10円から100円ほどだが、写経は2,000円支払って1時間ほどかけて般若心経を書写する。これが好評で、1回の書写ではなく、リピーターに繋がり、中には親子から孫まで3世代という方もいるそうだ。この書経は通販システムにもなっている。これが寺社復興の資金になっているとお聞きしました。
現在の管主は山田法胤師。この方は著書が多数あり、その中にCD付、「声を出してお写経 般若心経 いろは歌」という著書を出されている。私もこの本を「日本道経会奈良支部」の5周年記念式典の記念品として戴きました。奈良県ではの記念品だと思うが、面白い試みである。
先週の参内の際には、仏説絵本「旅人の甘い蜜」という「2,500年前、お釈迦様が伝えたかった人生の指針、「佛説比喩経」のメッセージが絵本になったものを薦められ買ったが、なかなかのビジネスである。
又、ここの方々は講話がうまい。あちこちの講話での笑い声が聞こえて、楽しい雰囲気だ。お客さんサービスに徹している感じだ。
これらのノウハウは、ビジネスの社会にも活かされるのではないでしょうか。
かごしま企業家交流協会
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