スマホへの移行が進む携帯電話業界
通信業はどう変わるのだろうか?
昨年度は、携帯電話販売の5割弱をスマホが占め、今年度は、6割となり、年間販売数は、11年度比2~4割増の1,000万台に達し、年間40機種程度投入する新製品の8~9割がスマホになる。
NTTドコモの山田社長のインタビューでの発言だ。近い内に、スマホが携帯電話を独占する事になるのは間違いないだろう。このスマホが更に進化するという。
山田社長によると、ネットワーク経由でソフトや情報システムを利用する「クラウドコンピューティング」の技術と結びついて、より高度なサービスが登場するという。
例えば、次の2つを始めるという。
・ドコモは日本語で話しかけるだけで通話相手に外国語に自動翻訳する通訳電話を12年度後半に商用化する。
・また、音声で話すだけでスマホが操作できる音声エージェントサービスも今春に実用化する。
今までは、通信事業者は、データの受け渡しだけをする「ダムパイプ(土管)」、いわゆるインフラ会社だったが、サービス会社化することになるようだ。
山田社長は、「ドコモは通信会社でなく、携帯電話を核とする総合サービス企業に転身していきたい。」と言っている。これから医療や環境、金融など8分野を開拓し、4,000億円の新事業の売上高を15年度には1兆円に拡大する方針だという。
めまぐるしく変わるスマホ時代、新サービスの開発が楽しみであり、私達の生活スタイルを大きく変えることになるのかも知れない。今後の展開に目が離せない。
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