コスト削減と利益向上策は社員を育てる場でもある。
ムダをなくす活動を実行し続ける仕組みづくりが大事。
これまで2回の永守社長の経営教室の情報で、企業経営にとってまず大事なのは、2ケタの利益をだすこと、そしてそのために徹底したコスト削減と資材などの購買改革が不可欠との考え方を紹介しました。
この利益を出す、企業の財務価値を上げると、次の設備、研究開発、ヒトなどへの投資を増やせ、それが売上高を積み上げる基礎になると説かれている。
ただ、ムダの削減だけでは利益増は1年で終わってしまうので、いかに「人材価値」を上げ、価値創造につなげていくことが大事だ。そのための「Kプロ」「Mプロ」活動と、「3Q6S]活動は、単なるコスト削減だけではなく、人材育成、人材価値を上げる役割がある。本来の意味だけではなく、幹部と社員の意識を徹底的に変える教育のためのものである。と言われる。
この「意識」、「利益意識の欠落」から問題が起きると説かれている。
・なぜムダが生まれるのか、発生しても見つけ出そうという気がなければ、ムダは悪いことだという気持ちがないと見えない。
・もう一つ、企業が利益を出せないのは、これも「どうしても儲けなければいけない」という気持ちが、経営者、社長にないかだと言われる。
経営者と社員が学ぶ場が「Kプロ」「Mプロ」「3Q6S」であり、そして、ムダを生まないようにするにはどうしたらいいかを考え、それを実行し続ける仕組みを作ることが大事だと。
確かに、ムダの削減の一過性でなく、「どうしてムダが発生するのか」、「どうすればいいか」、常に考える仕組みづくりが必要だという意見には大賛成である。できたら、この意識を国や地方の行政機関の皆さん方にも、ぜひ実行して戴きたい。そう思います。
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