よかど!鹿児島

企業家交流協会のモノづくり、人づくり、地域づくりのための支援活動や鹿児島の魅力などについて情報提供していきます。

経営教室②/どうなる日本経済(193)

2012-01-18 08:35:03 | どうなる日本経済

日本電産の永守社長の経営教室 

ムダなコストをどう削減したかその事例 

昨日、日本電産の永守社長の猛烈経営だけではない価値創造の連鎖で強い競争力を築き上げた緻密な計算について紹介しましたが、今回は、ムダなコストをどうして削減されたか、その事例を紹介します。

永守社長は、ほとんど業績の悪化した企業を買収している。その企業の立て直しにまず最初に取り組んでいるのが、損益計算書の改革、つまりコスト構造の徹底した作り直し出そうだ。

その取り組みが、「Kプロ」と「Mプロ」と社内で呼ばれる活動です。

Kプロは、「経費削減プロジェクトの略で、陣形火、材料・外注費などを除く、事務用品火、光熱費、出張費、物流費、交際費などの経費を削減する活動のこと。売上高1億円当たり500万円以下という指標(大抵の会社はその2倍)を設け、1年で約200億円のコストを削減したという。

次が、Mプロは、「購買費削減プロジェクト」のことで、(部材などの購入先にまけてもらうのをもじったもので、購入先を複数から絞り込む、より低い価格の資材を探す、設計や生産方法を見直すなどして、コスト構造を大幅に削減して利益を生み出すものだそうです。

削減の面白い事例とが、例えば、事務用品。机の中のボールペンやファイル、クリップ、ノートなど沢山溜まっていたものを、買収した日本電産セイミツでは、社員250人なのに、ファイル数千冊、ボールペンは、何百本も出てきたとのこと。また、事務スペースは意味なく広く取っており、工場には、使わない機械がそのまま置いてあり、それを見直したことで、大幅な削減につながったとの。

下表が、その無駄なコストを削減した事例です。私達も小さなNPO法人ですが、考えさせられる事例です。皆さんはどうでしょうか。

     

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コメント
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