企業の現預金高225兆円
3月末、最高を更新
日本企業が保有する現金・預金残高は、今年3月末で225兆円と過去最高となったようだ。
日本銀行が19日公表した資金循環統計によると、企業(民間非金融法人)が保有する現金・預金残高は今年3月末で前年比5.8%増の約225兆円に達した。と、日経新聞に掲載された。ご覧になった方は多いと思う。
規模としては、イタリア経済や米企業が保有する流動性資産を上回るという。
JPモルガン証券の菅野雅明チーフエコノミストは、これは日本の経済システムにおける非常に大きな問題だと指摘し、企業の手持ち資金が積み上がる状況が変わらなければ、安倍晋三首相が成長戦略を通じて経済を変革していくのは難しいだろうとの見方を示した。
一方で、企業の対外直接投資残高は前年比21.9%増の約55兆円に増加。新興国需要の取り込みや現地生産の推進などを目的とする、企業の積極的な海外進出への意欲が裏付けられた。
このことは、国内製造業などの国内空洞化を裏付けることにもなる。 お金あれど、国内の実体経済が良くならない理由の一つでもあるのではないだろうか。
*ちなみに、個人保有の金融資産残高は1,571兆円で、4年連続で増加しているとのことです。金持ち日本というべきでしょうか。
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