伝統的製造手法を踏襲
オンリーワンの奈良漬け
先週の視察の中の一店は、開店が江戸時代末期の「(株)今西本店」。純正奈良漬けの元祖製造元である。
清酒粕のみで10年以上熟成させた奈良漬けは今西本店のみだそうだ。
現在、一般的な奈良漬けは6ヶ月前後、長くて1年くらいしかつけないつけない即製品が多いそうだが、今西本店では国産の原材料を厳選して用い、瓜で3年以上、胡瓜で6年、西瓜5年、漬け、その間5回、6回と清酒粕のみで漬けかえること二より塩分と水分を抜く昔ながらの製法をかたくなに守っているとのこと。
だから、一般の奈良漬けに比べ、色も黒く、塩分はほとんどないそうだ。
又、使い終わった酒粕に魚や肉などを漬けても美味しく食べられるという。清酒粕がいいのだろう。
その代わり、値段も結構な値段だ。木樽詰め合わせなど、27,000円だ。
いいものを作れば、それ相当の値段で売れる。いい消費者は高いものでも買い求める。そこにビジネスチャンスを求めた奈良の企業家精神と伝統産業の強みを感じました。
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