太陽電池、水素など新エネルギーへの取り組みが活発化
九州地区での新エネルギーの集積
九州の中でも宮崎県。昭和シェル石油が2011年には同県の国富町で生産能力90万キロワットの大型太陽電池工場が稼動。国内最大級の太陽電池工場になる見通しで、新エネルギーを担う関連製品の製造拠点になりつつある。
また、同日向市では、旭化成がリチウムイオン電池部材の生産体制を急いでおり、約60億円を投じて建設した新工場が今年の4月には稼動し、年内に第2号らいんも完成し、第3号ラインも着工しているとのこと。携帯情報機器やハイブリッド車など向けに市場拡大が見込まれる電池部材の増産を加速しているとの情報。
水素関連では、福岡水素戦略が進められている。これは、福岡県、北九州市、九州大学、民間企業が取り組んでいるもので、第一弾として、LPガスを燃料とする家庭用燃料電池を150世帯に設置してデータを計測する福岡県糸島市の水素タウン、第2弾は水素エンジン車の実証走行を検証するため、水素の供給ステーション、公用車への導入などを実施している。
他にも、新出光は12年から木質チップを原料に水素を製造するバイオマス水素事業を始める。プラントは今年12月、福岡県大牟田市に着工する。九州電力は、大牟田市の火力発電跡地に九州最大級のメガソーラー発電所を11月にも稼働する予定。
今、九州では、太陽電池や水素エネルギーの拡大を見据えて、新エネルギー集積の投資が続けられている。これまでのカーランド九州からエコランド九州の呼称が加わることになるのではないでしょうか。
かごしま企業家交流 協会
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