日本電産の永守社長の経営教室
何としても利益を上げる。コスト削減は価値創造の第一歩
今、中小企業を取り巻く環境は依然として厳しい。そういう中で、経営のあり方に頭を悩まされている経営者は多いと思います。
私が読んでいる日経BP社に、M&A(合併・買収)と猛烈経営で国内はもちろん世界の経営者に知られる日本電産の永守社長の経営教室が掲載されています。とても興味ある「永守流、価値創造経営」の記事なので紹介します。
永守社長は、「情熱・熱意・執念」、「すぐやる、かならずやる。できるまでやる。」、「知的ハードワーキング」を自社の3大精神に掲げ、社長自身も「元旦以外休みなし」の全くのワーカーホリック方の社長のようです。
これほど徹底したコスト削減とともに、約30社のM&Aを成功させ、会社を成長させてきた永守式経営。ただ、この裏には、
「財務価値」→「人材価値」→「顧客にとっての価値」→「市場価値」という価値創造の連鎖で強い競争力を築き上げた緻密な計算が画されていると、日経BP社の記者は記しています。
そして、企業経営で最も大事なのは、企業の価値を創造し続ける「輪」を作ることだと永守社長は言われているという。そして、何としても利益を上げること。それが成長の第一歩。それを「財務価値」と呼び、コスト、利益などへの社員の意識・士気を高める、これが「人材価値」。財務価値を上げ、人材価値を高められれば、何かできるようになる。それは「顧客にとっての価値向上」だということらしいです。
「経営は価値創造の輪を作ること」。この考え方が、下図に記してあり、見るとわかるということですが、さて、みなさんはどうでしょうか?理解いただけたでしょうか。
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