対話とモノローグ

        弁証法のゆくえ

「数の美術館を訪ねて」

2018-10-08 | ノート
小島寛之著『数学入門』(ちくま新書、2012年)を読んだせいかもしれない。かれの古い本(処女作だろうか)を引っ張り出してきた。『高校への数学解法のスーパーテクニック』(東京出版)は30年前の本である。平成元年(1989)初版、持っていたのは平成2年の第3刷だった。数学を教えるとき参考にしていた。語り口がすてきだった。

(    )にあてはまる自然数を求めよ。
3333+4443+5553=(    ) 3

これは、中学生に数の美術品を楽しんでもらいたいとして、「数式編、数の美術館を訪ねて」で、小島寛之が出している問題である。
666のような気がする。実際そうなる。指数法則(ab) n=anbnを使っていく。

3333+4443+5553
=1113✕33+1113✕43+1113✕53
=1113✕(27+64+125)
=1113✕216
=1113✕63
=6663

中学生でなくとも十分楽しめるのだった。

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