対話とモノローグ

        弁証法のゆくえ

ルリチュウレンジが葉を食べていた

2022-05-31 | 庭の小動物
サツキツツジ、クルメツツジは葉が食われて花も咲かなかった。ルリチュウレンジにやられたのである。幼虫は見なかったが、成虫(黒っぽい瑠璃色)が飛んでいるのは見た。

オオムラサキツツジは、葉が茂り花が咲いた。しばらく前までは花が落ちた後も葉は茂っていた。ところがひさしぶりに今日通りかかると葉の8割はやられて、柄だけになっている。そこにはルリチュウレンジは見当たらなかったが、残っている葉には老齢の幼虫(頭部が黄色)がいた。移動していくのだろう。

以前には踏みつぶしたこともあるし、農薬をスプレーしたこともあるが、いまは何もしない。

一段落と일단락と한단락

2022-05-30 | ハングル
「一段落」は「いちだんらく」と読むのが正しく、「ひとだんらく」は誤りである。ところが6割ほどが「ひとだんらく」と読んでいるのだという。

「一」を「いち」と読むか「ひと(つ)」と読むかは、一定の規則はないようだ。「一大事(いちだいじ)」・「一面識(いちめんしき)」であり、「一苦労(ひとくろう)」「一安心(ひとあんしん)」である。

韓国にも漢字の数字と固有語の数字がある。

韓国では「一段落」は「일단락」だった。これは漢字の数字で読み、「いちだんらく」に相当する。

ところが、「一段落 ハングル」で検索したら、Google 翻訳出てきて「一段落」の読みに「ひとだんらく」と読みがあり、「한단락」と訳されていた。こちらは「ひとだんらく」に対応する。

しかし、音声で「いちだんらく」と入れると、「一段落」と漢字で表記され、「ひとだんらく」と読みが振られ、「일단락」と訳されていた。

Google は「一段落」を「ひとだんらく」と読んでいるようだ。そして、「一段落」は韓国語で「일단락」であることは知っている。また、「一(つ)」は「한」であることを知っていて、한단락と造語できる。

헤이다の由来3

2022-05-27 | ハングル
昨日、記事を投稿した後、何年か前に図書館まで行って調べた単語はなんだったんだろうかと思った。ひょっとしたら、헤이다ではなかったかと思った。「約束」の歌詞のなかに出てきて、よくわからなかったのである。

今日確認してみた。「헤이다の由来」(2019.2.28)、「헤이다の由来2」(2019.3.04)を投稿していた。

昨日の疑問は初めてではなかった。また、その疑問は一度解消していた。しかし、記憶からほとんど抜け落ちていた。これは学習していて、時間がたつと何度も同じ単語を引くのに似ていて、身についていないということなのだが、不思議な気分になる。

3年前にも헤이다を取り上げて、次のように疑問を持ち、次のように納得していた。

「헤이다の由来2」より

約束약속のなかの그대 헤일 수 없는 맘から헤이다という単語を取り出したが、手元の『コスモス朝和辞典』には載っていなかった。また、ネットで検索したがわからなかった。そのとき近くの図書館で調べた一番大きな辞書は『朝鮮語大辞典』大阪外国語大学朝鮮語研究室編(角川書店)だった。そこにも載っていなかった。関連ありそうな헤아리다(数える、推し量る、察する)はあったが、これは『コスモス朝和辞典』にもある単語だった。

しばらくして、ヤフーの知恵袋(「韓国語の単語について」ベストアンサー2010年1月)をみつけて疑問が解消した。〈基本形は「헤이다」ですが、本来の形は「헤다」です。大きな辞書を引くと「세다(数える)」の方言形として登録されています。〉

さて、あらためて『朝鮮語大辞典』を見てみた。やはり「헤이다」は見出し語としてはなかった。「세다」の説明のなかに方言形の指示があるのかと思ったがそれもなかった。「헤다」の見出し語のなかに「方言〔咸鏡北〕→세다」とあり「세다(数える)」を指示していた。咸鏡北道は北朝鮮の東北地方である。

ベストアンサーでは「헤다」から「헤이다」への説明は次のようになされている。
(引用はじめ)
「헤다」という語は古い時代の語形が生き残ったものです。15世紀の言葉では「혜다」でした。標準語形「세다」は子音が「ㅎ」から「ㅅ」に変化したものです。子音が変化せず「ㅎ」のまま現代に伝わったのが、「헤다」という語形です。
「헤이다」は「이」という音が間に入り込んだ形です。用言の語幹(本体部分)が「ㅐ、ㅔ、ㅚ」といった母音に終わる場合、その後ろに「이」という音が入り込む単語が若干あります。「헤이다」もそのようなものの一例ということができましょう。
○ 개다 - 개이다 「晴れる」
○ 설레다 - 설레이다 「揺れる」
○ 쬐다 - 쬐이다 「照る」
(引用おわり)

また、「세다」と「헤(이)다」の関係は次のように述べられている。
(引用はじめ)
「数える」の意の単語は、ソウルなどの中央(首都圏)では通常「세다」という語形が主に用いられますが、「数えきれないほど」という句の中では「헤일 수 없이」のように、「헤(이)다」という語形も化石化して用いられるようです。おそらく常套句として形が固まったのでしょう。ネイティブスピーカー何人かに尋ねたら、「헤일 수 없는」のような句は文学的な感じがするという答えが返ってきましたから、「詩の中で使われるなど特別な単語」ではないかという質問者さんの推測は、的を射ているのではないかと存じます。
(引用おわり)

これで「純愛譜순애보」(韓国ドラマ「ヘチ」の挿入歌)を読んでいけるだろう。



推測した単語がなかった

2022-05-26 | ハングル
歌詞に
헤일 수 없다
とあり、「数えきれない」と訳が添えてある。
헤이다という単語がありそうなのだが、これがない。手元の辞書だけでなく、ネットの辞書にも載っていない。

헤아리다という単語は辞書に出ていて、1数える、2推し量るという意味である。例、헤아릴 수 없다 数えきれない。
これを省略したものなのだろうか。

韓国ドラマ「ヘチ」の挿入歌「純愛譜」の冒頭で躓いてしまった。

コガネグモ(黄金蜘蛛)と隠れ帯

2022-05-25 | 庭の小動物
今年はサツキ(ツツジ)が虫(ルリチュウレンジ)にやられて、葉もなく花もなく枝の先端が少し緑ぽく見えるだけである。蔓が絡み、スイセンの葉が伸びてツツジを覆って、まったく見栄えがしないのである。これらとともに根元の雑草(主にドクダミ)を抜いてきれいにする。ついでにツツジを剪定する。これが今日の目標だった。

蜘蛛の巣に気づいた。まったく注意もせず無造作にやっていたので、よく糸が切れなかったと思った。

最初に目に付いたのは、ジグザグに糸を張って白く見える4か所の白帯、これは隠れ帯(カクレオビ)と呼ばれているものである。中央の蜘蛛は、昨年識別できるようになったコガネグモ(黄金蜘蛛)だと思ったが、自信はなかった。調べるとコガネグモで間違いなかった。ただ昨年より1か月ほど早く身体は昨年見たものよりかなり小さかった。

隠れ帯の機能にはいくつか説がある。その一つに身体を大きく見せるというのがある。上の画像はそのように思わせるものである。四方に広がる白帯を背景に、8本の脚を2本ずつ合わせて、コガネグモはの字に身体を広げている。

斑入りハクチョウゲの花と葉

2022-05-24 | 庭の草木
今日はみかんの木の下の雑草を抜いた。これまでは草刈機で一気にやってきたが、手でやるといろいろ観察できていいと思った。ただし足腰の負担が大きい。今年は、例年より遅れているのだろう。雑草が長く伸びている。ヘビイチゴが圧倒的に多い。茶、千両の間引き、トウジュロの根元付近の南天、楠の幼木を整理すると、ずいぶんすっきりした。紅葉葵が伸び始めている。またヒガンバナの葉はすっかり枯れていた。

そして、久しぶりにハクチョウゲ(白丁花)を眺めることになった。

この花の名前を知ったのは、近所の生垣に同じような花があると気づいたことがきっかけだった。ネットの写真と比べると、ここの花の付きはよくない。日当たりのせいだろうか。しかし、眺めていると、葉の方も十分鑑賞できるように思えてきた。

クロガネモチを切り詰めた

2022-05-23 | 庭の草木
今日はサザンカの剪定からはじめた。先週、木の下の 雑草を取り除いたので中に入ってやれるようになった。大中小3種類の脚立を使い、中からも外からも、かなり大がかりになった。

しかし、これは準備体操で、今日のメインは厄介者のクロガネモチの切り詰めだった。高さは5メートルほどあるだろう。

枝の付き方から判断して、単純に中心の幹を切断すれば、道路側に落ちることなく、また隣の家の小屋を損傷することなく、まっすぐ根元に落下するように思われた。いつも使っている生木用の鋸で十分だった。2メートルの脚立(大)に上って、切断した。思い描いた通りだった。3メートルほどに切り詰めた。これでサザンカと同じ高さになった。

束ねたら、サザンカ2束、クロガネモチ1束になった。

ニホンカナヘビの交尾

2022-05-20 | 庭の小動物
落ち葉の中に微かな動きがあった。最初は久しぶりにヒバカリ(ヘビ)かなと思った。とぐろを巻いているように見えたのである。近づくとカナヘビ(トカゲ)だった。1匹ではなく2匹いた。一方が他方に噛み付いていた。

この状態で動かない。死んでいる? 動きはないのだが、よく見ると呼吸はしている。調べると、これが交尾だった(交尾はこの後に続き、これは前戯の段階かもしれない)。オスがメスの後ろ足の付け根あたりを噛みつき、メスの動きを封じている。

しばらくして戻ってみると、もういなかった。今日も午前中3時間ほど庭に出ていた。

おもと(万年青)の花が咲いていた

2022-05-19 | 庭の草木
この頃、午前中には庭に出ている。今日は、道路沿いの境界をきれいにしようと思った。サザンカの木の下は、ジャーマンアイリス、シャガ、水仙が花で、スギナ、ドクダミ、ジャノヒゲが雑草といったところである。

雑草を抜いていて、手を止めた。見慣れない植物があった。葉は切ってしまったが、幸い、花の部分が残っている。

花が咲いているのが2株、葉だけのものが1株。いつからあったのだろう。葉は見ていたかもしれない。花は初めてである。 調べると、オモト(万年青)のようである。冬に赤くて丸い実ができるのだという。楽しみが増えた。