ド・モアブルの公式(馴染みの文字はnだが、後で分枝するのでmを使う)
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において、cos mz 、sin mzについて解くと、次のようになる。
(1)
(1)で、mを無限大数nとおくと、
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となる。オイラーはこの式を基礎に、「虚指数量が実の弧の正弦と余弦に帰着される様式」(オイラーの公式)を導いた。これはn倍角の公式といってよいだろう。
これに対して、「虚対数が円弧に帰着される様式」を導くときは、(1)式のmを無限小数、すなわちm=1/nとおいた次の式を基礎にしている。
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こちらは1/n倍角の公式といってよいだろう。対数は指数の逆関数だから、自然な設定といえるだろう。
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において、cos mz 、sin mzについて解くと、次のようになる。
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(1)で、mを無限大数nとおくと、
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となる。オイラーはこの式を基礎に、「虚指数量が実の弧の正弦と余弦に帰着される様式」(オイラーの公式)を導いた。これはn倍角の公式といってよいだろう。
これに対して、「虚対数が円弧に帰着される様式」を導くときは、(1)式のmを無限小数、すなわちm=1/nとおいた次の式を基礎にしている。
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こちらは1/n倍角の公式といってよいだろう。対数は指数の逆関数だから、自然な設定といえるだろう。