この間、あちこちで行われている原発震災を主たるテーマにした学習会をハシゴしています。やはり相当関心は高いようで、どこの会場もほぼ満員状態です。特に原発について知れば知るほど、私たちはとんでもないものを背負い込んでしまっていたということをつくづく思い知らされています。
この問題で取り急ぎ第1弾の本がようやく出せたというところですが、引き続きあちこちにぶつかりながら第2弾、第3弾と出せればいいなあと思っています。でも大抵の情報はまずネットに、テレビに、新聞に、週刊誌に、月刊誌にという感じで表現されていきますから、速度という点ではかないようがありません。ある程度のスパンで読者の感性に応えうることのできる企画を考えないといけませんね。
ところでこの本には、原発の危険性を長年にわたって訴え続けてきた政治家、放射線の人体への影響を研究してきた科学者、農地を失ないながらも復興に取り組む農業家、核廃絶運動の中に原発問題を位置づけた新たなたたかいをめざす平和活動家、4者それぞれの思いが込められています。ぜひその語りに触れて私たちのこれからを考えていただきたいと思います。
A5判68ページという手軽な形に作りました。時間をかけて読むというものではありませんが、事の本質を素早く理解していただけるものと思っています。
普通は本の出版は長い時間をかけて行うのですが、この本に関しては、事態への社会的関心の強さが従来とは比べものにならないくらいのものだったこともあり、企画から1カ月余りで発行という緊急出版となりました。なお、販売収益の一部をわずかですが被災地への義援金として募金させて頂く予定です。ぜひ読者のみなさんのご購読をお願いします。
本の内容はコチラです。
なお、書店発売は26日(木)からの予定です。