●5月14日(土)
午前中は大阪ガスからピコピコの交換に来るということで、自宅待機。ついでに設置してあるキッチンの壁や棚裏辺りを掃除してみる。相当な埃が溜まっていてぞうきんが真っ黒になった。
午後2時、丸善&ジュンク堂書店へ向かう。かもがわ出版の新刊本『だから言ったじゃないの!』の著者、米谷ふみ子さんのトーク&サイン会だった。営業のSS木さんから案内を頂いたので参加してみた。1階レジカウンターで本を購入、整理券をもらって7階へ。パネルで仕切られた小空間の丸椅子に座ると両隣に懐かしい方々がおられてビックリ。トーク会はインタビュアーと米谷さんのやりとりで進行。何ものも恐れずにズバズバと言いたいことを言われるので日本の大手メディアからは相手にされないそうだ。いつも、私たち日本に向けて発信される米国からの痛快なメッセージ、その発信主が芥川賞作家であるということに驚いていたが、今回初めてその思いについて直接聞くことができ、貴重な体験となった。
夕方は堺市立東文化センターで土佐拓也コンサート。土佐いく子さんの息子さんである。今回は東京からのライブツアーの仕上げとして2年ぶりの堺でのコンサートだった。身体にしみ込んでいくような心地よさを感じる音楽の数々に心が洗われた気分になった。やはり生演奏はいい!
●5月15日(日)
日曜ににもかかわらず、普段通り起きて大阪駅をめざした。映画「岳」を新しくできた大阪ステーションシネマに観に行く。エスカレータで上がれる最上階にこのシネコンがあった。映画は素晴らしかった。暫定、今年の映画第1位だ。原作はコミック本なのだが、それを遙かに凌ぐ出来映え。スクリーンいっぱいに映し出される北アルプスの大自然の壮観さ、そして「命」の尊さをめぐる人間と自然とのせめぎ合い。山とともに、自然とともに生きる主人公・三歩が観るものの生を励ましてくれる嬉しい映画だ。ハンカチ必携でどうぞ。