1人出版社となり、編集の仕事もするようになって7年と半年が経過しました。当初はどうなることかとまったく先が見えない状態でしたが(正直、今も先は見えません)、なんとか持ちこたえて来たというのが実感です。
これもひとえに、本を購入いただいている読者のみなさんのおかげ、原稿を書いていただいたうえに本の普及まで力を出して頂いている著者のみなさんのおかげ、本を販売していただいている書店・取次関係のみなさんのおかげ、本作りに協力いただいているDTP関係、印刷・製本関係、広告関係のみなさんのおかげ、好き勝手な本作りを許していただいている機関紙協会大阪府本部事務局・理事会のみなさんのおかげ、そして自由勝手な振る舞いを許してくれている家族のおかげだと思いっています。本当にありがとうございます。
そんなみなさんのおかげで、今週に出来上がる本が今年8点目の本になります。
さて、編集者の仕事とそのやり方はさまざまなスタイルがあると思いますが、私の場合は編集作業までを自分でやり、後のDTP作業以下の行程は他の方にお願いしています。そして今年作った本の4点目以降はそれまでとは別の初めての方に発注するようになりました。以後、一緒に作った5点、それが実に気持ちよく仕事が出来ていて私はたいへん嬉しいのです。
その事務所はある方に紹介して頂き、仕事をお願いするようになりました。大阪市北区神山町にあるのですが、息子さんと2人でやっておられます(ご本人はすでにこのブログにも登場済みです)。とにかく仕事が速いのです。仕事の範囲はDTP作業というだけではなく編集者としての感覚も持ち合わせておられるので助かります。何よりもいいものを作りたいという職人的配慮があちこちにあり、私としてはとても嬉しいです。
私よりも年長の方なので、たぶん失礼なことも言っていると思うのですが、いつも心優しく対応してもらい、なんか一緒に仕事をしていて楽しいのですね。また息子さんにはイラスト関係で協力して頂いていますが、本の表紙イラストももちろん描いてもらっています。今度の8点目の本の表紙もそうですが、イメージ通りのものを作ってもらって出来が待ち遠しいのです。
一般的に出版の世界では編集者やデザイナー、印刷関係者が表に出ることはほとんど無いのが何となく慣例のようになっています。だから読者がこういった人たちのことを知る機会というのはほとんどありません。奥付に名前があるくらいですが、別にそんなことに縛られる必要はないわけで、こうしていい仕事をしてもらえたらそれはどんどんお互いに励まし合いながら、アピールするのもいいんじゃないかと思っています。
ということで、ブログ読者のみなさん、一緒に本を作りませんか。その節は、ぜひともお声をおかけくださいね。
Thirdさん、まだまだ未熟な編集者の私ですが、これからもお付き合いよろしくお願いしますね。