現在、沖縄でたたかわれている名護市長選挙に関連して、表記の本を出版していたことを思い出しました。
1996年、「日米地位協定の見直しと基地の整理・縮小」を求める県民投票で「米軍基地NO!」を宣言した沖縄から迫られた橋本政権は、普天間飛行場の移設先に名護市のキャンプシュワブ沖に海上ヘリポートを建設する計画を発表、地元名護市の住民たちからはいち早く反対の声があがり、基地建設を容認する発言を繰り返す市長に対抗して、住民投票が行われることになりました。
当時、名護市のスナック「手水」には賛成派、反対派さまざまな立場の市民が集り、歌を歌いながら酒を酌み交わしていましたが、各々の思いを川柳に託して詠み、トイレに張り出していました。その1枚1枚の短冊からは沖縄の人たちの心の叫びが今も聞こえてきます。