『治安維持法とわたし 戦後編』(桑原英武著)が本日から出来です。すでにご注文頂いているみなさん、お待たせしました。発送、納品始めています。『戦前編』も在庫ありますので、あわせてよろしくお願いします。
*お申し込みは、書店さんもコチラからよろしお願いします。
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今日は午後から「政治とカネ」をテーマにした本のインタビューでした。著者は上脇博之さん(神戸学院大学教授、政治資金オンブズマン代表)です。
3時間あまりにわたってロングインタビュー。その内容をもとに本を作ります。政治に関心を持つ若い人たちに読んでもらえる内容にしたいと考えています。
こういうテーマでちょっと俯瞰的に話をする機会はなかなか無かったそうで、ちょっと珍しいインタビューになったかも知れません。これまでに出された本は専門書が中心だったそうなので、こういった一般書は初めての本になりそうです。
民主党政権のマニュフェストにある「企業・団体献金の禁止」は果たして実現するのかなど、今後の政治の行方と深く関わりのある話も出ました。
さてどう形にするか、しばらく悩んでみます。
一晩考えて、結局初版部数は2500部にしました。どれぐらいのペースで普及が広がるかとか、まあ資金的な問題もありますし(実は2500も3000もそんなに大きな違いは無いのですが)、やはり早く初版が無くなり重版へというのがいいかなあと、大きな根拠はなく、まあそんな感じで決めました。もしかしたら結構早く重版出来るかもしれませんし。でもまだモノが出来してもいないのに、アホですね。
大手出版社では初版発売、即重版、しかも短期間にどんどん版が重なっていくというのがよくあるようですが、まあそういうことはウチのようなお金もない、宣伝力もない1人出版社ではあり得ない訳で、地道にコツコツと広がっていけばいいですね。
そう、この本には広がる要素があります。必ずや多くの人たちの共感を呼ぶことが書かれています。自信を持っていえます、ハイ!
すっかり遅くなってしまいました。もう21時40分です。帰らねば、と思いながらこのブログを書いています。
今日は朝から、先日の集会販売の整理、広告の修正関係、打ち合わせ準備などをして午後3時半に近鉄・藤井寺へ。かつての藤井寺球場跡地には大きなマンションが建っていました。昔、子どもたちと広島カープのオープン戦や2軍の試合を観戦に何度か来たことがありました。思い出せばその頃は、なかなか牧歌的な球場で、応援ものんびりしていました。うーん、その我が広島カープもついに今年は力尽きて、CSシリーズへの進出の願いは絶たれ、B監督は契約更新無しということで退団することになりました。なんとかならんかと応援してきたのですが、まあ。仕方ないようで・・・。
えーっと、そう藤井寺ですが、今日は土佐先生の新刊本、最後の校正受け取りでした。イラストを描いてもらった太田先生も一緒に来てもらいました。ちょうど昨日が各小学校が運動会だったのでお2人とも今日は代休ということで都合をうまくつけてもらったのです。
校正を受け取った後、各地に呼ばれて行く先生の講演会の反響、若い先生たちのがんばる姿、教育書を出版するということなどいろいろ雑談、激励もしてもらいました。
再び事務所に飛んで帰って、今ようやくその校正を集約点検整理し直したところです。これで明日朝一番に現場へ戻せます。とはいうものの、さて、初版部数をどうするか。2500部か、3000部か。うーん、悩んでいます。明日の朝には決めなければいけません。今夜一晩、考えておきます。
そういえば今朝は先日お知らせした最新刊『治安維持法と私 戦後編』の広告が出ました。早速反響もいくつかありました。おお、これはなかなか幸先が良いではないかとうれしくなりました。
ということで、帰ります。
今日の1日はお腹方面の不調で始まりました。
明け方急激にお腹が…。それ以降ずっとイマイチの調子の1日でした。ちょっとゆっくり目に起きると、洗濯と台所仕事を済ませてテレビの前に。イラク戦争関係のDVD、死刑執行関係のDVDを2本観て、その後は風呂敷残業の校正仕事。
土佐いく子さんの新刊『子どものまなざし 子育てがおもしろくなる話②』の最終校正です。読んでると涙が出てくるのでティッシュの箱を近くに置いての作業になりました。父さん、お母さん、学校の先生たち始め、子どもに関わる人たち皆さんに読んでほしい本です。読みお終わった後はきっと元気になり、子どもたちがもっと好きになっていますよ。
仕事を終えた後もお腹の不調は続き、何となくボケッとしたまま1日が終わってしまいました。
昨日は「子どもシンポ~子育て施策最貧地大阪からの発信」(此花区・梅香殿)に参加、併せて書籍の販売に行きました。
開場直後には、果たしてどれくらいの人が来場するのかという感じもありましたが、最終的には120人以上の参加者があったようです。シンポの内容についてはコチラをご覧いただければいいのですが、子どものことはとにかく親だけに任せるのではなく、行政はもちろん、周りの人々が寄ってたかって対応していく、そういう社会にしないといけないということを強く思いました。
また「朝日」記者さんのイギリスの子どもの貧困克服レポートでは、とにかく具体的な実践例が相当例紹介され、やはりそこには政治の転換が大きな推進力になったことが語られました。このシンポを機に大阪での新たな運動が取り組まれていくことになりそうです。
さて本の販売のほうは、シンポを聴いて参加者の購買意欲も高まったようで、品切れになる本も出たりして、まずまずの状況でした。本を買ってきたいただいた皆さん、ありがとうございました。
1945年9月、阪大病院復職。院内と地域の医療民主化運動に参加、民主的医療機関の全国的組織化へ。晩年には、大阪に治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟の支部をつくるために尽力した人生。巻末に『生理休暇読本』『代用監獄(ブタ箱)の研究』『なぜいま時効不適用条約か』の貴重な三文献を収録。
『治安維持法とわたし 戦後編』
民医連とともに/治安維持法国賠同盟大阪の創設
桑原英武著
四六判 200ページ 定価1500円(税込)
ISBN9784889008593
●目次紹介
はじめに
第1章 民医連とともに
1.関西医療民主化同盟の結成
2.北大阪地区での党活動
3.大学法案反対のたたかい
4.『生理休暇読本』の発行
5.民医連の結成
6.不当監査阻止のたたかい
7.民医連の一大転換期
【付記】
第2章 治安維持法国賠同盟と私
1.同盟大阪創設のいきさつ-支部準備会が出来るまで
2.支部準備会の発足
3.同盟大阪支部のい結成総会
4.急速に発展した大阪支部
5.代用監獄廃止の提唱
6.【解説】拘禁施設2法を阻止し、さらに代用監獄廃止のたたかい
7.パンフ『代用監獄の研究』の発行
8.代用監獄制度の廃止をめざして研究会開く
9.【解説】先進国に例を見ない〝代用監獄〟とは
10.パンフレット『代用監獄の研究』のあらまし
〈資料1〉『生理休暇読本』
まえがき
第1章 女性生理の特徴
1.女性の内性器(内生殖器)
2.月経とそれに伴う心身の変化
3.月経期の自覚症
4.むすび
第2章 生理休暇について
1.労働と女性
2.母性の保護対策
3.生理休暇の意義
4.有給生理休暇
5.意見の一致しない理由
6.むすび
第3章 生理休暇一問一答
1.今まで無しでやってきたのに、なぜ要るのか
2.アメリカにもソ連にも無いのに、なぜ日本で必要か
3.休暇が悪用されて役に立っていないではないか
4.休暇日でも家事などで身体を使うから無意味ではないか
5.女性が職場から閉め出されはしないか
6.なぜ有給制でなければならないか
7.事務労働にも必要か
8.苦痛のない人でも要るか
9.無月経の人はどうなるか
10.何日間が適当か
11.羞恥心や弊害をどうするか
12.労働基準法ではどうなっているか
13.【附】生理休暇日の過ごし方と月経の手当法
あとがき
〈資料2〉『代用監獄(ぶた箱)の研究』
特別寄稿「『ダイヨウカンゴク』こそ司法改革の中心課題」
(前)民主法律協会会長 弁護士 小林つとむ
はじめに
1.代用監獄とは
2.代用監獄の実態(歴史的に)
3.違憲性と違法性
4.外国の留置場
5.日本の制度と代用監獄
6.代監廃止(監獄法改正)の動き
7.手続きの非民主制と秘密性
8.代監存続・必要論
9.拘禁2法案の内容
10.なぜ今代監廃止を提唱するか
11.どう実現するか
12.結論
あとがき
①関連法規抄 ②参考文献 ③提言
〈資料3〉『なぜいま時効不適用条約か』
戦争犯罪と人道に関する罪に時効はない
解題/柳河瀬精(治安維持法国賠同盟大阪会長)
1.まえがき
2.ヨーロッパでは今もナチス犯罪を追及している
3.ニュルンベルグ国際軍事裁判40周年
4.「時効不適用条約」とは
5.条約成立の経過
6.極東軍事裁判所条例は〝事後法〟か
7.戦時法から人道法への発展
8.原爆投下は国際法違反
9.条約批准運動をどう進めるか
10.国賠署名と不適用条約の関連
【資料】戦争犯罪及び人道に反する罪に対する時効不適用に関する条約
ロンドン協定
ニュルンベルグ国際軍事裁判所規約
極東国際軍事裁判所条例
文献資料
国際法略年表(戦時法から人道法へ)
あとがき
略年譜
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政治の話です。昨日、2008年政治資金報告書と政党助成金報告書が公表されたのに関連して、『毎日』が民主党のあきれるばかりの恥ずかしいお金の使い方の実態の一部をスクープしました。はあ? 何これ?といった印象で、民主党政権の行く末を案じてしまいます。
その調査によると、要職に就いた民主党議員のうち5人の政治団体が「キャバクラ」などへの支払いを政治資金収支報告書に「政治活動費」として計上していたそうで、2003~07年のその合計額は500万円超とのこと。
詳しいことは上脇教授ブログを見ていただければいいのですが、やはり政党助成金などという全く努力することなく空から降ってくるお金をタダでもらい続けていると、おかしくなるのでしょうね。
それって国民の税金です。血税です。こういうあり得ん話が、あり得る日本ってやっぱりおかしいので、そこんとこ、特に民主党にはまず自ら率先してはっきりしてほしいでね。
でも収入源の約84%が政党助成金(自民党は約51%)からなる民主党がそこをはっきりさせることってできるんかなあ…とも思いますが。
記事によれば、政治家本人は「行っていない」「答えられない」ということのようではっきりしませんが、参議院議長の政治団体が〈女性従業員が下着の上にワイシャツだけ着た姿で接客したり、看護師姿やチャイナドレス姿で接客する〉キャバクラに行って接待したり、こともあろうに文部科学大臣の政治団体が〈ニューハーフショーパブや京都・祇園の舞妓(まいこ)姿の女性が接客するスナック〉で飲食していたそうです。
まあ、せめて自分の財布で支払うならともかく、その支払いに国民の税金の一部が使われていたということになるわけで、しかも文部科学大臣(まあ、その後になって就任したのでしょうが)ともあろうお方が…! 子どもたちに会わせる顔がないでしょう……。
ということで、政権交代したとはいえども、まだまだ「政治とカネ」問題はいろいろこれからも出てきそうですし、関連して政党助成金問題は絶対にメスを入れるべき問題だと思います。
なので、ただ今そういったことを考える本を企画中です。著者は神戸学院大学教授の上脇博之さんです。若い人にも大いに政治に関心を持っもらえる、そんな内容にしようと相談しています。