月刊 きのこ人

【ゲッカン・キノコビト】キノコ栽培しながらキノコ撮影を趣味とする、きのこ人のキノコな日常

梅雨到来~リスタート~

2010-06-16 21:25:57 | キノコ
次にむかったポイントは奈良の市街地の南寄りに位置する橿原神宮。広大な敷地に常緑樹林を擁する大きな神社だ。奈良有数のキノコポイントであり、私もかつて一度訪れたことがあるので、限られた時間で回るのには申し分ない場所だ。

小雨の降る中を歩き始める。やはりキノコは少ないようだが、それでもポツリポツリと生えていた。写真のベニタケもそうだが、状態は古い。どうやら今回の梅雨入りに合わせて生えてきたのではなく、敷地を縦横に走る水路が運んできた湿気で細々と生えていたところにたまたま雨が降った、という感じのようだ。

おっ。大物だ。



初めて出会うムレオオイチョウタケ…といっても実はこのキノコには見覚えがある。ホームページ「きのこ なら」で6月5日に紹介されたキノコとまったく同じものだ。まだ生き残ってたのか。
さすがに腐りかけなので、このアングルでしか撮影できなかった。今度はフレッシュな状態での群生にぜひお目にかかりたいもんだねぇ。



どこでどれを撮っても似たような構図になってしまうベニタケは撮影屋泣かせ。

以前訪れたときもそうだったが、やはりベニタケ類の発生が多い。カワリハツ、キチャハツ、アカカバイロタケ、ヒビワレシロハツ、ニオイコベニタケ、ドクベニタケ系など、常連ともいうべきメンツがひと通り見られた。それ以外となると、キツネノカラカサとかアミスギタケ、ウラベニガサ、オオホウライタケ、あとはイタチタケ、アセタケ類くらい。テングタケ・イグチ類は皆無だった。



サルノコシカケ。粉を吹いているからコフキサルノコシカケ、だとは限らんらしい……けどまあコフキサルノコシカケでええやろ。(めちゃ適当)



ヒイロタケの幼菌?このだいだい色に意味はあるのか?
昼過ぎまで歩いて終了。本当に広いので、ちと疲れた。

王将で昼ごはんを食べていると雨が本降りに。まさに計画通りだ(本当か?)

ではまた。今後の雨に期待しましょう。