月刊 きのこ人

【ゲッカン・キノコビト】キノコ栽培しながらキノコ撮影を趣味とする、きのこ人のキノコな日常

テングタケ類、発生開始

2010-06-22 20:35:01 | キノコ
今日は平日ながら緑地公園の観察会に参加した。さすがにおとといからの連発なので、そんなにかわりばえしないとは思うけど、どうかな?

雨は朝方にやんだけど、湿度も気温も高い梅雨時らしい曇り。あまり快適とはいいがたい環境だけど、そんなことは気にもかけず、みんなでワイワイ言いながら、小高い丘を登り始める。今日は大御所とも言うべき人たちが全員欠席なので、鑑定能力に一抹の心もとなさがあるけど、まあなんとかなるでしょ。

パッと見た感じ、やはりキノコは少なそうだ。でもよく見ると、ちょろちょろ生えてる。



ツチスギタケだ。見栄えのしないキノコだけど、それでも精一杯かっこよく株になって出てた。おとといは見られなかったキノコだ。この公園はわりと環境が多様なので、その分期待できるかもしれない。



お、オオゴムタケ。けっこうデカいぞ。まともな写真撮ったことなかったからうれしいねえ。この時たまたま射した木漏れ日で画面に少し変化がついた。こういうのはありがたい。



少し開けた場所の遊具ではノボリリュウっぽいのが束になって生えてた。こういう生え方するもんかね……



小型の腐朽菌が中心で、あいかわらず大型の菌根菌は少なかったけど、それでもベニタケやチチタケの仲間がちらほら見えた。



テングタケ類も少々。これは……なんだろう、わからん。ヒメコナカブリツルタケの巨大化したヤツ?

昼食後、シロウトばかりのあやしい同定を開始。大御所がいないのをいいことに、わからんキノコを容赦なく「わからん」で片付けていったため、意外にもスムーズに進行した。手に負えんのは大御所に送りつけるから大丈夫!(Mさん、ごめんなさい)

結局40種あまりを数えることが出来た。小さいキノコや硬質菌は少なからず無視したから、実際はもっと多いと思うけど、上々の成果だね。テングタケやテングツルタケも観察できたので、もう一週間もすれば夏キノコの本番へと突入することだろう。期待。

会のみなさん、お疲れ様でした!