先日、「トガリアミガサタケという種類は解体された」という記事を書いた。これについて菌類の学者に話を伺うことができたのだが、かなり私の理解が間違っていたようなので訂正したい。
1.まだトガリアミガサタケ(Morchella conica)が解体されたわけではない
引用元の論文で著者は「トガリアミガサタケという種類は、命名規約に違反している」と指摘しただけで、実際に分類を変更したわけではないそうだ。したがって、トガリアミガサタケという種類はまだ存在している。
2.DNA解析によってトガリアミガサタケを再分類したわけではない
現状では、DNA解析も踏まえてアミガサタケ分類を再整理するべきだと提案したのみ。その話とは別にトガリアミガサタケの標本を精査した結果、既知の数種に分類できた、としている。
3.アミガサタケ分類は複雑で、いまだに流動的
アミガサタケ類は成長段階での変化や種内変異に富んでおり、さらに顕微鏡的特徴が似通っていることもあり、分類が難しい。DNA解析も含め、標本を詳細に調べることで、今後整理されていく可能性が高い。
さらにいえば、日本のアミガサタケ類と海外のアミガサタケ類が本当に同じものか、ってのも気になるところ。まったくの別種って可能性もある。
もっとも、本家ですら分類がはっきりしない状況では、日本のアミガサタケの解析なんてかなり先の話になりそうな気もするけど……
ということで、トガリアミガサタケに関しては今のところ、そのままでよしということでした。
勇み足でおさわがせしました。すいません<(_ _)>
1.まだトガリアミガサタケ(Morchella conica)が解体されたわけではない
引用元の論文で著者は「トガリアミガサタケという種類は、命名規約に違反している」と指摘しただけで、実際に分類を変更したわけではないそうだ。したがって、トガリアミガサタケという種類はまだ存在している。
2.DNA解析によってトガリアミガサタケを再分類したわけではない
現状では、DNA解析も踏まえてアミガサタケ分類を再整理するべきだと提案したのみ。その話とは別にトガリアミガサタケの標本を精査した結果、既知の数種に分類できた、としている。
3.アミガサタケ分類は複雑で、いまだに流動的
アミガサタケ類は成長段階での変化や種内変異に富んでおり、さらに顕微鏡的特徴が似通っていることもあり、分類が難しい。DNA解析も含め、標本を詳細に調べることで、今後整理されていく可能性が高い。
さらにいえば、日本のアミガサタケ類と海外のアミガサタケ類が本当に同じものか、ってのも気になるところ。まったくの別種って可能性もある。
もっとも、本家ですら分類がはっきりしない状況では、日本のアミガサタケの解析なんてかなり先の話になりそうな気もするけど……
ということで、トガリアミガサタケに関しては今のところ、そのままでよしということでした。
勇み足でおさわがせしました。すいません<(_ _)>