月刊 きのこ人

【ゲッカン・キノコビト】キノコ栽培しながらキノコ撮影を趣味とする、きのこ人のキノコな日常

さけつばたけ

2016-05-31 21:09:33 | キノコ料理
サケツバタケ、食べれるということなので試してみた。

日本ではなじみがないが、ヨーロッパでは栽培して食べる人もいるらしい。

一本だけ拝借。すごいボリュームだ。某ゲームのスーパーキノコ原寸大といった感じ。北米では「庭の巨人」の異名があるそうな。この場所では去年、ベニヒダタケが直径10センチのオバケサイズになっていたので、特別栄養が豊富ってのもあるのかも。

とりあえずスタンダードに野菜炒めに入れてみた。
ヒダが黒いので少し見栄えは悪いが、市販のキノコと違わない雰囲気。笠はシイタケのようで、柄はエリンギっぽい。

食べてみると、まったくクセがない。
笠はやわらかく、フニャッとしているが、とても食べやすい。
柄は噛むとほどよい歯ごたえがあり、さすがにエリンギと比べれば劣るけど、つるんとした舌触りも楽しめる。

旨みは特筆するほどではないながら、これもそこそこ。
香りは傘にマッシュルーム系のキノコ臭があるが、さほど強くはない。

ということで、旨み・歯ごたえ、舌触り、いずれも及第点。香りは苦手な人もいるかもしれないけど、これまた無難。

味ランクは 安定の(普通にうまい)

ボリュームがあるという以外、特別な取り柄がないかわり、大きな失点もないキノコ。
なんにでも使えるが、油との相性がよさそうだ。

ただ、「世界のきのこ大図鑑」によれば、人によって胃腸障害を起こすことがある、ということなのでご注意を。