月刊 きのこ人

【ゲッカン・キノコビト】キノコ栽培しながらキノコ撮影を趣味とする、きのこ人のキノコな日常

なやのしろちゃわんたけ

2017-05-06 23:55:54 | キノコ
ツバキンもアミガサタケもスルーして、再開したと思えば野草ばかり……『月刊ざっそう人』だと揶揄されているであろう当ブログが今年初めて送り出すキノコ写真は!これだー!!

ナヤノシロチャワンタケ(笑)

春や晩秋に、屋外に放置された古畳や堆肥なんかに発生するが、屋内、たとえば風呂場とかの湿った木材とかにも生えてきて「キモチワルイ」呼ばわりされる可哀そうなキノコだ。
べつに珍しくはないが、外見&場所的にあんまり写真を撮る気にならないので知名度は極端に低い。



ちなみにこのキノコ、職場に生えてきた。
まあキノコを栽培する施設だから、他のキノコにも快適なのはわかるんだが……ウン、こんなところに生えるのはマズいな。なんか衛生的に。

それはそうと、このチャワンタケ、なんとコンクリの床から発生している。調べたがひび割れとかも全くない。まさしくコンクリから直に発生している。
コンクリの隙間から生える「ド根性大根」なんてのがあったけど、それどころじゃない。

だがいくらなんでもコンクリを分解するってわけじゃなかろうから、本体はその下の土に住んでるはず。
この辺はさすがキノコだねえ。菌糸一本、細胞ひとつ分の隙間さえあれば、コンクリの床だってすり抜けてキノコを作ることができる、ってことなんだろう。ニンジャ!!