月刊 きのこ人

【ゲッカン・キノコビト】キノコ栽培しながらキノコ撮影を趣味とする、きのこ人のキノコな日常

てぃらみすてんぐたけ

2019-09-14 21:06:13 | キノコ
その粉がココアパウダーを連想させることから、つけられた名前はティラミステングタケ。
あくまでも非公式の仮名称だから、そういう名前で図鑑に載っているわけではないけれど、なかなかのハマり命名。
もうひとつマクツバコナカブリテングタケって言う、いかにもそれらしい名前があるんだけど、キノコの仲間うちではほぼティラミスで通っている。なしくずし的に正式登録されんやろか。

姿はコナカブリテングタケというキノコに似ている。ただ、こちらの傘に乗っている粉は、より粉っぽい。さらに白いわたわたが傘の周囲をフリル状に飾っている。


柄も傘のふちと同じような白いわたわたに覆われていて、さらに、薄すぎていささか心もとなさすぎる白いツバがついている。ちなみに、足元にツボに当たるものは見当たらない。

この写真のは山口県のものだが、東海地方でも珍しくはない。西日本に広く分布するようだ。