月刊 きのこ人

【ゲッカン・キノコビト】キノコ栽培しながらキノコ撮影を趣味とする、きのこ人のキノコな日常

福島へ行ってきた

2012-08-06 23:54:04 | イベント
先週末に、私の所属する「みえ菌輪の会」の顧問を務めてくださっている浅井さんのお宅を訪ねに行った。

場所は福島県のいわき市。菌輪の会の先輩方と自家用車で乗りあわせて金曜の夜に出発、夜通し走って翌朝到着というまあまあの強行軍ではあったけど、無事たどりつくことができた。

三重よりはるかにすずしい福島。本来ならキノコがたっぷりと出ている時期なのだが、福島でも例年にない熱波とカラカラ天気が続いていたとのことで、期待していたキノコ探索は完全な空振りだった。

それでも、浅井さんが福島の観光スポット?(検問所とか冬虫夏草が飾ってある不動屋さんとか)を案内して下さったり、おいしい食事やお酒を囲んでの宴会でおもしろい話を聞けたりと、いろいろと楽しむことができた。ついてきて良かったな……

浅井さんと奥さん、それに皆さま、ありがとうございました。



浅井邸。古い日本家屋の造り。開け放つととても涼しい。裏山にはトトロとかが住んでいるんじゃないかと。



津波に破壊された防波堤。内陸の市街地は震災があったのが分からないくらいだったが、海岸沿いではいまだにつめ跡が生々しく、復旧のメドもたっていない。ただ、原発での作業に携わる人や仮設住宅に住む人のおかげで、スーパーなどは賑わっているそうだ。どんな状況であれ、人の営みは続くんだなあ、と。

にがいぐちもどき

2012-08-05 20:43:01 | キノコ
言わずと知れたニガイグチの代表種。松林に多い。

けっこう色の変化が大きくて悩むことしばしば。傘の裏側の表面(孔口)が紫色に染まるのが大きな特徴だけど、それも古くなるとけっこうわけわからなくなる。



激ニガクラスのニガイグチなら臭いだけでわかる。あと足元に白い菌糸が見えるものが多い。変形が多くてなかなか美しい写真を撮らしてくれないんだよねー。

べにたけの仲間

2012-08-04 20:02:12 | キノコ
他のキノコと比べてベニタケ類は柄が短いので、傘を裏側から撮ることはあまりない。でも斜面にちょうど撮りごろのベニタケを見つけたので下からのぞくように撮ってみると、光の加減のおかげもあって、とてもきれいに撮れた。

問題はこのキノコの名前が分からないこと。



けっこう特徴あるんだけどねー。うーん、キチャハツじゃない、ヤブレハツじゃない、ヤブレキチャハツじゃない、ツギハギハツじゃない。

うーん。

きにがいぐち

2012-08-03 20:36:47 | キノコ
キニガイグチ。

黄色の柄と栗褐色の傘を持ち、色彩的にはまあまあ目立つものの、もっぱら背が低く、柄も傘もくにゃくにゃとよく変形し、色も質感も野暮ったい感じで、あまりスマートなイメージがない。

肉質は柔らかめ、図鑑には苦味がないと書かれているが、この地域のものは少し苦味がある。ゆでてから水にさらしておけば、苦味が抜けて食べることができる。

ま、わざわざ狙って食べるほどの味じゃないけどね。

こてんぐたけもどき

2012-08-02 20:16:39 | キノコ
コテングタケモドキ。かすり模様の傘、その縁にのこる白い被膜、膜状の大きなつばとつぼ、全体としてバランスのとれた姿、そしてボリューム感。美しい姿のテングタケだと思う。



なかなかベストの状態で見つけられないが、常々狙っているモデルだ。

それにしても雨が降らんのー。もう二週間くらいまともに降ってない。