幸せの雲と整体師  

呉市広の整体院 木村です。
(腰痛、肩こり、生理痛、不妊症など)
とびしま街道やランチなどの日記です

指で違う

2006-09-27 13:27:35 | 整体
体の使い方の研究は、なかなか実感しにくいとは
思いますが、気長に試してみてください。

今日は、体は使い方で違うというのを感じ取っていただく
方法をご案内します。
ちょっとした実験です。

整体の動きですが、とてもゆっくり、湯船につかって波を立てない程度
でおこないます。
リラックスして体の力を抜いて体がどう反応するか感じ取ってみてください。



自然呼吸でどうぞ。
右腕を前側から上に上げていきます。



抵抗が来る少し前まであげる動きで観察します。

では、次のことを意識して、それぞれ腕をあげる動きを
やってみましょう。

方法は、運動作用点を親指、または小指にするといういことです

運動作用点とは何かというと、
どこにリードさせて動くか、ととらえたらいいと思います。

腕の回転が特にあるわけでもなく、
ただ、親指リードで。小指リードで。
と頭にイメージして動く程度のことです。

腕をあげてみて、あげ終わったところで静止して
体の反応を感じとってみます。
(2枚目の写真で静止した時に体は前後どちらに軽いかということです)



先に、答えをお伝えしておきます。
そのように感じ取れるかどうかスローモーションでどうぞ。

親指リードであげると、上に上げて静止したときに、
上半身は前に倒れようと動きを感じ取れます。

これが体の連動です。

小指リードであげると、上に上げて静止したときに、
上半身は後に反るような動きを感じ取れます。

このような体の原理を利用して体調を整えるときに、
前後に動くと重い腰痛も、肩の付け根から小指ラインに
撫で下ろす方法で軽くすることができます。
(服についたほこりを払う程度で柔らかくゆっくりめに撫でることです)
 
片腕20回から30回上から指先に向かってが良いと思います。

また、スポーツでいうとバレーのスパイクの時の
ジャンプなども親指、小指どちらリードかで
体の柔軟性は違ってきます。
腰痛はこんな意識からでも防ぐことができます。

昨日、その前とご案内した重心倒しの歩きは
足は親指に、手は小指に重心がかかりやすくなります。


整体院のHP
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足首の働き

2006-09-27 12:09:54 | 整体
整体院近くの黒瀬川の堤防にやってきました。
呉市広弁天橋町です。

今、堤防を散歩しても風は心地よく、花も黄色、橙、紫、彼岸花の赤と
色んな種類があって楽しめます。



昨日に続いて歩き方のことです。

足首が本来おこなう仕事について。

人が歩いている姿を見ていると足首で前に前に体を
送るために後に蹴り出しているのが一般的です。

それだと力は必要とするわりに体全体の動きになりにくいです。
歩いていても早く疲れます。

黒瀬川の堤防の斜面を降りると2メートルほどの歩道があります。
階段ではなく、降りるときも上る時もこの斜面を使っています。



このように地形がまっすぐでなくても足首の動きが
それをちゃんと受け止めてくれる。
これが本来の足首の役目ではないかと思うのです。



こちらは降りるときの写真です。
いつも歩きの時、前後にだけ足首を動かしていると
こんな受け止めも違和感になりバランスが悪いのですが、
足首は、前後、左右、内側、外側、さらにひねったものを
加えるとかなり応用がきく着地ができるようになっています。



しかし、一般には下の写真のように体を前に送るために
足の甲をそらし、指の付け根でしっかり後に蹴り出しています。

これがいろいろな障害をうんだり、運動の時の瞬発力
がだしにくかったり、走りで力のロスになったりすることに
繋がっているように思います。



昨日、お伝えした重心を前に倒し、倒れるのでその下に足を
入れていく動きだと、蹴り出すのではなく、
後に行った足は、地面から離れる瞬間には既に
前に向かって出て行くものです。

下の写真は、下る時のものです。
足首というのはもともとこうやってでこぼこの山道でも
形状なりに着地できるというのが足首の可動性であって
その時のショックをいかに柔らかく分散するかということだと思います。
山道を下る時などは特に右に左に色んな角度に着地を繰り返すわけです。

足首の関節が動くのは、着地のクッションである
体を前に送るのは重心の倒しである

ということを歩きの時に感じてみてください。

体が軽い。と感じられる重心倒し、探してみましょう。
(ちなみに見た人には倒しているのがわからない程度です)
コメント (2)
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