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広島商船対近大福山。
この試合の勝因のひとつ、それは先頭打者、日浦君の三塁打です。
右中間に飛んだ打球もよく伸びたのですが、見事な走塁でした。
一塁ベースをけり、二塁。この時、迷いもなくまったく失速しないままサードへ走ります。
打たれた時は、二塁打だと思ったかもしれません。
積極的な走りを見せ、サードまでいくことでチームの雰囲気は一気に勝てるムードが出てきました。
そして、四番打者、金子君が見事にはじき返しました。先取点の重さをここで感じます。
ここまでいつも通り、二人の活躍は初回から見せてくれました。
１点をもらいさい先のいいスタート。あとは守りでも緊張なくいきたいところです。
スピードのあるボールを投げていました。調子は良さそうです。
コントロールもまずまず、ストライクが先行します。
しかし、さすが近大福山、的確にボールを外野に運んでいきます。
セカンドに、サードに、相手チームも初回から打撃が好調でした。
早めのタイム。キャッチャーの大瀬戸くん中心に内野陣が集まります。
なんとか最小点で押さえたいところです。
彼らがやってきたこのチームはこうして何度もマウンドに集合しました。
この絶妙のタイミングが流れを変えます。
センターへはじきかえされたかと思った打球をセカンドがキャッチ。一塁へ。
ファーストがしっかり前に足を延ばしてキャッチ。
ここで３点に抑えます。１対３、これだけ聞くと負けてるような気がします。
というか、負けています。
それが・・・先取点というものはすごいもので、最初に点をとったために
負けてる気がしません。
勝てそうな気がとまらないのです。
つづく。
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