あっぱれ！広島商船！初戦突破 その６

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広島商船対近大福山。５対５の同点で９回を迎えました。

（ここから目を離せなくなって写真より直接見てしまいました）

一瞬のことで何が起こるかわかりません。


先頭打者の小坂君が相手のエラーで出塁、ツーアウト後、日浦君がライトへ
ファーストの頭上を越えるヒット。







ツーアウト３塁、１塁。３塁ランナーは走塁で負傷した木村（健）君の臨時代走、小坂君です。



ピッチャー投げた。　フルスイング！！





ここで大瀬戸君が決勝打をセンターへはじき返します。
余裕で三塁ランナーはホームイン。

６対５　　応援席は大歓声。



１点リードで９回裏。あとは守るだけ。あと３人で広島商船の勝ちです。



マウンドに内野陣が集まりました。勝つぞと確認しあうように。



センターは木村（健）君が負傷し退場、仁井岡君が守備につきました。



先頭バッターをファーストのファールフライに打ち取りワンナウト。
これも難しいファールフライでした。斜め後ろに走りこんでナイスキャッチ。



次のバッターをショートゴロに打ち取ったように見えました。


しかし、ここでショートの小坂君の体に異変が起きます。
１塁に投げたもののセーフ。足がつってしまったのか、
そのまま後ろに倒れこんでしまいました。控え選手に背負われて退場。



勝利までアウトふたつ。同点のランナーが１塁。
ここでショートの守備に１年生の新田君が入ります。

緊張の一瞬。

このあとバッターは３番、４番と続きます。



そして次の瞬間。快音とともに飛んだ打球は



何と！

セカンドライナー。

飛び出した１塁ランナー。
ボールはセカンドからファーストへ。　塁審のアウトの手が高く上がりました。
スタンドの悲鳴に似た歓声。駆け寄るナイン。





控え選手も一気にグランドに駆け寄りました。

素晴らしい勝利でした。



新聞にはわずかな記事しか載っていません。

２０１０年、高校野球広島県大会の名勝負といえます。

あっぱれ広島商船！　　　あっぱれ近大福山！



試合を振り返ってみるには、過去記事の　その１から順にご覧ください。


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あっぱれ！広島商船！初戦突破 その５

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広島商船対近大福山。４回表を終わった時点で５対３。広島商船２点のリードです。

逆転の二塁打を放った日浦君は残塁になり、そのままマウンドに行きます。



その後、エラーもあり４回、５回に一点ずつ返され再び、試合は振り出しに戻りました。
点をとっても追いつかれる苦しい展開ですが、それでも何かが違うのです。

このあとエラーから一転。守りがよくなります。
守りで攻めている感じがまたまたでてきました。



６、４、３のダブルプレー。ここまでに決めた併殺、みっつめ。



ファーストの金子君、大きく前に足を開きしっかりキャッチします。
アップしている時に縦に大きく足を開くストレッチをしていました。
この捕球もチームを助けています。



６回以降、どちらか１点とった方が勝つような気がしてきました。
両チームとも一歩も譲らず、８回までは無得点が続きました。






ひとつのエラーが試合をきめてしまいます。ミスは許されません。
ライト住田君のナイスキャッチ。



今度は前へ。セカンドとライトが交錯しそうになりますが、これもぶつからずにアウトをとります。



サード奥畑君はランナーがいるときの前進守備への強襲もきっちりアウトにします。





チームが一丸となって勝ちにいっています。
応援団の声援も、かっとばせ～　から
勝つぞ！　勝つぞ！　商船　に変わってきました。

いよいよ、最終回の攻撃を迎えます。

つづく。

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あっぱれ！広島商船！初戦突破 その４

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４回表、３対１で迎えた広島商船の攻撃。なんとか一点ずつでも追いついてほしいものです。
ワンアウト満塁、打席に入った木村（健）君。

三塁に金子君、二塁に住田君、一塁に小坂君。



ここで木村（健）君が打った打球は内野ゴロ。ボールはセカンドへ。
あ～　万事休すかと思われたその時。



一塁へ向かった木村（健）君はあきらめませんでした。

この距離からヘッドスライディングします。



間一髪！！　　審判の判定はセーフ！！
この間に三塁走者の金子君がホームに帰り１点。

この試合の勝利のポイントのひとつ、木村（健）君のヘッドスライディングでのセーフ。
アウトになっていれば０点、これが４点に繋がります。



三塁に進んだ住田君、１塁に木村（健）君。アウトカウントは二つ。
あと一点でもほしいところです。
ここでなんとうちの息子の打順。心臓に悪いです。ランナーはふたり、ツーアウト、
これで打席にはいるなんてちょっと厳しいです。


三塁の住田君


１塁の木村（健）君


３対２


ここでうちの息子、木村（岳）前の打席は最初が右中間のフライをライトが追い付きます。
二打席目はライト正面のフライに終わっています。

ここにも勝利のポイント。
カウントはワンスリー。　このあとフォアボールを選んで出塁します。



ツーアウト満塁、打撃好調の１番バッター日浦君を迎えます。



好走塁で繋いだ木村（健）君、勝ち越しのランナー



三塁には住田君



一塁には木村（岳）



バッターは日浦君。
振りぬいたときの快音とともに、打球は左中間へ運ばれて行きました。
逆転の３打点が相手に大きくのしかかりました。



打球、見えますか？　木村（岳）走ります。



木村（健）君



木村（岳）もホームへ。



日浦君が走者一掃の二塁打を放ちました。



５対３、あとは守れば勝てるという雰囲気になってきました。

・・・・・が、そんなに簡単にいきません。相手は強豪チームです。



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あっぱれ！広島商船 初戦突破 その３

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３対１のまま試合は淡々と進んでいきました。
しっかり守ってチャンスを待つときです。



ひとつつ確実にアウトをとって行きました。
ピッチャーの気迫が押していたので、内野ゴロに打ち取った打球は
セカンド、ショートの連携にうまくつながれていきました。



相手に追加点をゆるさないことで、チャンスが生まれてきます。



守っていることそのものが攻撃のように、チームの気迫は高まってきます。
表情は明るいです。
負けてる気がしない、不思議な試合です。
そして、勝利の女神が微笑んだ４回の攻撃を迎えます。



母もじっと見守ります。


この回は４番、金子君から。センターへはじき返しノーアウトのランナーになりました。
あの時のヒット、あの時の走塁、あの時の守備、どれかひとつがかけてもたどりつけないところへ向かっています。



１回の先頭打者のヒット、４回の先頭打者のヒット。
このランナーを返すことにチームは一丸となりました。



応援団も盛り上がります。喜びはこうして表現するのです。



ランナーを二塁に送って、得点のチャンス。



ここで、住田君は気迫のバッティング。みごとにとらえました。
ランナーをひとつすすめますが・・・・



ここもポイント。住田君は二塁へヘッドスライディング。
ランナー１、３塁とランナー２、３塁では大きな違いです。
併殺がなくなったようなものです。



近大福山内野陣はマウンドに集まりました。守備の確認でしょうか。
セカンドランナーが帰ると同点。

ここで住田君の走塁が大きいのは、二塁打を打ったというよりも、
ヒットを打ったときに相手はサードの金子君がホームに帰れないようにキャッチャーに返球します。
このすきをついて、１塁にとどまらず２塁に走ったのです。



続く小坂君の打球はショートゴロ。
センター前に抜けそうな打球をなんとか止めたものの内野安打になります。
ショートが二塁ランナー住田君の横でボールをとったのですが、２、３塁のランナーはうごけず。

満塁になりました。



アウトカウントはひとつ。併殺だけはのがれたいものです。



さて、次のバッター、木村（健）君　満塁でバッターボックスに入ります。


つづく。


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