有為転変(物事は移り変わって儚いの意)

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白と紫のセンブリ

2020年11月01日 | 山野草
前回見られなかったセンブリ(千振)を見に行って来ました。
リンドウ科センブリ属の越年草(2年草)で、北海道~九州に分布。

花は白で紫の条線が有り、花弁の裏面は紫色で蕾の時は紫色に見えます。

花弁は普通5枚ですが稀に4枚のものも有り、花の直径は約2cm。

センブリだけではなく、ムラサキセンブリ(紫千振)も咲いていました。

センブリにそっくりですが、花が紫でセンブリよりやや大きく草丈も少し大きいです。
※センブリは10~20cm、ムラサキセンブリは30~70cm。
ムラサキセンブリも花弁の裏は紫で、蕾は紫に見えます。

ところが↓の株には白い蕾が見られます。

ムラサキセンブリにイチモンジセセリ(一文字挵)。

さてここからが問題です、センブリとムラサキセンブリの区別ができない花が。
まずはセンブリとムラサキセンブリの違いから、色が違うのは言うまでも有りません。
色の他に、花冠の黄色の腺点がはっきりしてるのがセンブリ。

ムラサキセンブリは腺点がはっきりしません。(違いが判るでしょうか?)

以下がどちらかはっきりしない花達。
花弁は薄っすら紫色で腺点が目立つような目立たないような。

↑と同じ花です、こちらの方が腺点が良く見えます。

こちらは花はやや紫ですが腺点がはっきり、更に蕾も色が薄い。

ではこれは?花弁は白ですが腺点がはっきりしてません。

これは腺点がはっきりしませんが、花色は薄っすら紫。

以下2枚は同じ花、横から撮ったので腺点が良く見えません。
しかしセンブリのように腺点がはっきりしてないのでムラサキセンブリ?

背景のムラサキセンブリと比べると白いですよね。

最後も腺点のはっきりしない花です。
さてセンブリなのか白花のムラサキセンブリなのか?

またややこしい話になってしまいました。(^^;)
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