・・・「今更、なんだ・・・」、「今となっては、どう(如何)しようもない」、「終わったことだ、どう(如何)しょうもない」、「最早(もはや)、どう(如何)しょうもない」・・・「如何(いかん)ともしょうがない」・・・ナントかしろ・・・「償え」って・・・「賠え」って・・・ナニを?・・・もはや、手遅れであるカナ・・・
・・・「だから、云ったじゃないか」・・・
I told ya!・・・
I told you this would happen.
I told you so.
アイ トールド ユウ ソー
蛙意 訳乎留怒 有 想(素得)
ーーーーー
已んぬる哉
慨嘆・絶望の辞
「やんぬる」は「やみぬる」の音変化
「已矣・已矣乎・已矣哉」などの訓読み
今となっては、どうしようもない
「弓折れ矢尽きた。已んぬる哉」
↓↑
已=やむ・やめる・止・すでに・もはや
のみ・だけ・ばかり
はなはだ
已下(イカ)・已降(イコウ)・已来(イライ)・已然(イゼン)
「己(コ)・巳(シ)」は別字
既已(すでに)・業已(すでに)・而已(のみ)
已然(イゼン)・已(すで)に・已(や)む
矣(イ)=厶+矢
異体字、𠤘・𢦕
文末の助字・断定・推量・疑問・反問・感嘆・詠嘆などを表す
…である・…だなあ・…だろう
文末に置いて、その文を強調
哉=十+一+口+戈=土+口+戈
=や・かな・はじめ・サイ
かな・…だなあ・詠嘆の助字・快哉
や・か・…であろうか・反語・疑問の助字
↓↑
兮=八+丂(コウ)=ケイ・ゲ
矣(イ)・焉(エン)・也(ヤ)
置き字で文末に置いて、文を強調
兮(ケイ)は
文中のバランスを整えるため使用
「兮」が出ても漢字の意味は無い
↓↑
膝行=躄(いざる)・膝や尻をついて移動すること
足が立たない人
膝行(シッコウ)
神前や貴人の前などで
ひざまずき
ひざがしらをついて進退すること
膝行三度=膝行作法
左膝・右膝・左膝の順に
合計三度で進み出る
膝行・膝退=跪坐の姿勢から
片膝を立てながら
前進あるいは後退する動作
膝行=おそれ敬う気持ちを表すため
神前や貴人の前などでひざまずいき
そのまま膝で進退すること
座礼のひとつ
膝頭(ひざがしら)で進んで礼拝し
膝頭で退くこと
神前などでひざをついたままで進み退くこと
↓↑
惆悵=恨み嘆くこと・いた(悼)み悲しむこと
物事を嘆き恨む
regret to lament over a thing.
↓↑
晨光=夜明けの陽光,曙光(ショコウ)
早朝、鶏がときを告げること
二十八宿の一つ、房星
ひかる・ひかり・明るくかがやく
外に照りはえるかがやき
目だつ才能や名声・光を発散させる
みがきをかけて浮きだたせる
相手の行為を光栄とする意
発散し尽くす意から、全部尽き果てるさま
↓↑
衡宇=門の横木と家の屋根・転じて、粗末な家
三逕=三筋の小道
壺觴=酒つぼと、さかずき
羽觴=雀の形に作って
頭部や翼などをつけた杯、酒杯
羽觴を飛ばす
李白「春夜宴桃李園序」から
盛んに酒杯のやり取りをすること
↓↑
眄(ベン)=目+丐(こう・カイ・ガイ)
流し目で見る・流眄
わき見をする
右顧左眄
かえりみる
一眄(イチベン)・眷眄(ケンベン)
顧眄(コベン)
丐=乞う・ねだる・ものごい・こじき
丐子・丐取・丐命
乞(キツ)・乞丐(キッカイ)
↓↑
憩流=憩潮=潮流=潮の流れ・海水の流れ
潮汐によって生じる海水の流れ
↓↑
倦(うん)で=あぐんで
倦=刺身の下に敷く野菜・大根などの千切り
↓↑
盤桓=うろうろと歩き回ること
ぐずぐずすること
↓↑
崎嶇(キク)=険しいこと・容易でないこと
辛苦
↓↑
耘耔(ウンシ)=除草する・取り除く・耕す
芸(ウン)と通じる
「或耘或耔(詩経・甫田)」
耘・耔と対で使われる
耘=くさぎる・ウン
耔=つちかう・シ
苗の根本に土をかける意
ーーーーー
・・・タケルのムクイ・・・「一兵卒の無自覚」なセンソウ行為者・・・の報い・・・
・・・5/1・・・庭の桜(櫻・さくら)が蕾みを割ってモモ色の花弁を開いて咲いた・・・「倭-迹迹-日-百襲-姫命(やまとととひももそひめのみこと・日本書紀)」、「夜麻-登登-母母曽-毘売(やまとととひももそひめのみこと・古事記)」・・・「襲=かさねる=曽」・・・「百襲姫は大市に葬られ、墓は箸墓と呼ばれる」・・・箸は「二本の棒」だが、使用前の「割り箸の本体は一本」である。で、「箸を割るではなく、木や竹を割って作る箸が語源」?・・・割り箸は使用時の機能性の道具として「一体を二分した一膳の箸に割る」のさ・・・「聖徳太子が随王朝の使節をもてなすため供宴儀式で初めて箸食制度を採用」、「千利休が箸(卵中形の箸・利久は箸の名称)中心の食膳作法を確立」、「天明(1781 ~1788年)初期、or 文政(1818~1829年)以来」、「明治十年に奈良県吉野郡下市の寺子屋の教師・島本忠雄が二本箸で一膳の松葉型の割り箸を考案」、「割箸=割れ目を入れてあり、使うときに二つに割り、使い捨ての箸・普及は1709年(宝永六年)に記録」・・・
ーーーーー
1827年(文政十年)
吉野を訪問した
九州の
杉原宗庵が
吉野杉で作られた
酒樽の余った材木から
『割り箸』を作った・・・
廃材は
白太(しらた)と呼ばれ
二本バラバラの形状の
割り箸を削って造った・・・
幕末
未使用の清潔感を出すために
二本の箸の根元をくっつけた
『引裂箸(ひきさきばし)』
と呼ばれる箸が造られた
文政年間の引裂箸事情は
『守貞漫稿(嘉永6年・1853年)』
に記録・・・
文政年間(1818年~1831年)
食堂で初めて割り箸を導入
江戸の『鰻屋(うなぎや)』
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一膳でも二本・・・位置(位地)然、出母、日本・・・?
市 全、出摸、似本・・・?
壱(壹・臺)前零(ゼロ・レイ・0)
壱(壹・臺)前弐(二・ジ・2)
ナゼ、「二」を「おと」って訓読みするんだか?・・・拍手、「おと」は「音」だろう・・・
↓↑
両手を打ち鳴らす拍手
手拍子
古代中国
九拝の周礼第四に
両手を打つ礼
密教儀礼の壇上作法の
拍掌(ビャクショウ)
3度両手を打つ
最初の2度は軽く手を合わせ
最後は音をだす
3度打つ意味
修行の障害になる
惑(ワク)・業(ゴウ)・苦(ク)
の三障を取り除く為・・・
↓↑
何かがナ二かにブツカった関係で音が出る・・・音の振動は何かに伝わって「音波」となって動物の「聴覚」を刺激する・・・音波発生と伝播の関係とは静的な「一」だけでは起きず、「1×1=1・1÷1=1」の動的関係性、or「一+一=二・1-1=0」の動的関係性で発生する・・・掛けても、割っても、足しても、引いても・・・音が出る・・・「甲と乙の関係性」で「乙」が分離、別れる時にオトが出ると言うコトだろう・・・
「11」・・・「ジュウイチ=十一・壱壱・壹壹=壱拾壱=イチジュウイチ=壹拾壹・壹十壹」・・・
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死出の田長・・・幣垂(しで)の田長(たおさ・デンチョウ)
子規・田鵑
時鳥・蜀魂・杜宇・杜鵑・橘鳥
霍公鳥・無常鳥・早苗鳥・勧農鳥
夕影鳥・黄昏鳥・菖蒲鳥・卯月鳥
不如帰・妹背鳥・魂迎鳥・沓手鳥
↓↑
うなゐ鳥=髫髪鳥
幣垂(しで)=田植え開始時期の神事の垂幣紙
うなゐこ=髫児・髫髪児
童子鳥=うなゐこ鳥=髫髪児(うなゐ児)」
「東風吹くや耳現るるうなゐ髪」
(杉田久女・1890〜1946)
子どもの髪を
項(うなじ・脰・襟首・首筋・うなぜ)のあたりで
切り垂らしたもの
東風に吹かれた
子供の耳が現れている
髫髪少女=うないおとめ=髫髪童女
子雋(しくわく)
すぐれる・抜きんでている・英雋
雋(すぐ)れる・シュン・セン
形のととのった鳥・やわらかい鳥の肉
すぐれている・すらりとしている
異体字は「隽」
隹(ふるとり) +凹(乃)・・・┎ப┑・┏ப┓
↓↑
二矢=「おとや・にや」など
二十二件の名前がある
二矢=にのや・ふたや
矢は二本を一と手といひ
一の矢をハヤといひ
二の矢を「乙」といふ
↓↑
二矢(昭和18年2月22日~昭和35年11月2日)
癸未(丁・乙・己)⇔庚子(壬・ ・癸)
甲寅(己・丙・甲)⇔丙戌(辛・丁・戊)
辛亥(戊・甲・壬)⇔甲午(丙・ ・丁)
寅卯=空亡 ↓↑
壬子・傷官=大運 10月12日
癸酉(庚・ ・辛)
↓↑
死出の田長=死出田長(しでたおさ)・・・?
↓↑
「しず(賤)のたおさ(田長)」の音変化・・・
死出の山から飛び来るところから
田植えの時期を知らせる鳥
死出の山から飛び来る鳥
田の主・農夫の長
「田長鳥 (たおさどり) 」 は
「死出田長 (しでのたおさ) 」の略
ホトトギスの別名
↓↑
「子規=不如帰=ホトトギス=郭公
lesser cuckoo」の別名
↓↑
かへりなんいざ
カエりナンイザ
・・・変(替・代)得理、難、伊邪(躄・膝行)?
↓↑
歸去来辭
東晋末~宋初の詩人
陶淵明の散文
義煕一 (405) 年成立
官位を捨て
故郷の田園に帰る心境を述べる
↓↑
帰去来辞
↓↑
帰去来兮。・・・・・帰りなんイザ
田園将蕪、・・・・・田園、将(まさ)に蕪(あ)れんとす
胡不帰。・・・・・・胡(なん)ぞ帰らざる
既自以心爲形役、・・既に自ら心を以て
形の役(えき)と爲す
奚惆悵而独悲。・・・奚(なん)ぞ・・・胡=なんぞ=奚・・・?
惆悵(チウチョウ)として
独り悲しまん
悟已往之不諌、・・・已往(いわう・イオウ)の・・・以往?
諌(いさ)められざるを悟り
知来者之可追。・・・来者の追ふ可きを知る
実迷途其未遠、・・・実(まこと)に
途(みち)に迷ふこと
其れ未だ遠からずして
覺今是而昨非。・・・今の是にして
昨の非なるを覺る
↓↑
舟遙遙以輕颺、・・・舟は遙遙(ヨウヨウ)として
以て輕く颺(あが)り
風飄飄而吹衣。・・・風は飄飄(ヒョウヒョウ)として
衣を吹く
問征夫以前路、・・・征夫に問ふに前路を以ってし
恨晨光之熹微。・・・晨光(シンコウ)の
熹微(キビ)なるを恨む
↓↑
乃瞻衡宇、・・・・・乃(すなは)ち衡宇を瞻(み)て
載欣載奔。・・・・・載(すなは)ち欣(よろこ)び
載(すなは)ち奔(はし)る
僮僕歓迎、・・・・・僮僕(ドウボク)歓(よろこ)び迎へ
稚子候門。・・・・・稚子(チシ)門に候(ま)つ
三逕就荒、・・・・・三逕(サンケイ)
荒(コウ)に就(つ)けども
松菊猶存。・・・・・松菊(ショウキク)猶ほ存す
携幼入室、・・・・・幼(ヨウ)を携(たずさ)へて
室(シツ)に入れば
有酒盈樽。・・・・・酒有りて樽(たる)に盈(み)てり
引壺觴以自酌、・・・壺觴(コショウ)を引きて
以て自ら酌し
眄庭柯以怡顏。・・・庭柯(テイカ)を眄(み)て
以て顏を怡(よろこば)しむ
倚南窗以寄傲、・・・南窗(ナンソウ)に倚(よ)りて
以て傲(ゴウ)を寄せ
審容膝之易安。・・・膝(ひざ)を容(い)るるの
安んじ易きを審(つまび)らかにす
↓↑
園日渉以成趣、・・・園は日に渉(わた)りて
以て趣を成し
門雖設而常關。・・・門は設(もう)くと雖も
常に關(とざ)せり
策扶老以流憩、・・・策(つゑ)もて老を扶(たす)け
以て流憩(リュウケイ)し
時矯首而游観。・・・時に首(かうべ)を矯(あ)げて
游観(ユウカン)す
雲無心以出岫、・・・雲は無心にして以て岫(しう)を出で
鳥倦飛而知還。・・・鳥は飛ぶに倦(う)みて
還(かへ)るを知る
景翳翳以将入、・・・景は翳翳(エイエイ)として
以て将(まさ)に入らんとし
撫孤松而盤桓。・・・孤松を撫(ぶ)して
盤桓(バンカン)す
↓↑
帰去来兮。・・・・・帰りなんイザ
請息交以絶游。・・・請ふ交りを息(や)めて
以て游(ユウ)を絶たん
世与我而相遺、・・・世と我と相ひ遺(わ)する
復駕言兮焉求。・・・復(ま)た駕(ガ)して
言(ことば・ゲン)に
焉(なに)をか求めん
悅親戚之情話、・・・親戚の情話を悅(よろこ)び
楽琴書以消憂。・・・琴書を楽しみ以て憂ひを消さん
↓↑
農人告余以春及。・・農人余に告ぐるに
春の及べるを以てし
将有事於西疇。・・・将(まさ)に
西疇(セイチュウ)に
事有らんと
或命巾車、・・・・・或いは巾車(キンシャ)に命じ
或棹孤舟。・・・・・或いは孤舟に棹(さを)さす
既窈窕以尋壑、・・・既に窈窕(ヨウチョウ)として
以て壑(たに)を尋(たず)ね
亦崎嶇而経丘。・・・亦(また)崎嶇(キク)として
丘を経(へ)
木欣欣以向栄、・・・木は欣欣(キンキン)として
以て栄に向かひ
泉涓涓而始流。・・・泉は涓涓(ケンケン)として
始めて流る
善万物之得時、・・・万物の時を得たるを善(よ)しとし
感吾生之行休。・・・吾が生の行(ゆく)
休するを感ず
↓↑
已矣乎。・・・・・・已(や)んぬるかな
寓形宇内復幾時。・・形を宇内(ウダイ)に寓(グウ)する
復(ま)た幾時ぞ
曷不委心任去留、・・曷(なん)ぞ
心を委(ゆだ)ね
去留に任せず
胡爲遑遑欲何之。・・胡爲(なんす)れぞ
遑遑(コウコウ)として
何(いづく)に之(ゆ)かんと欲する
富貴非吾願、・・・・富貴は吾が願ひに非ず
帝郷不可期。・・・・帝郷は期す可(べ)からず
懐良辰以孤往、・・・良辰(リョウシン)を懐(おも)ひて
以て孤(ひと)り往(ゆ)き
或植杖而耘耔。・・・或は杖(つゑ)を植(た)てて
耘耔(ウンシ)す
登東皋以舒嘯、・・・東皋(トウコウ)に登りて
以て嘯(せう)を舒(の)べ
臨清流而賦詩。・・・清流に臨みて詩を賦す
聊乗化以帰尽、・・・聊(いささ)か
化に乗じて以て尽くるに帰せん
楽夫天命復奚疑。・・夫(か)の天命を楽しみて
復(ま)た
奚(なに)をか疑はん
ーー↓↑ーー
「帰去来兮」を
「かへりなんいざ」と訓読したのは
「菅原道真」・・・菅(よこしま・すが・カン)
原(はら・ゲン)
道(みち・ドウ)
真(まこと・さね・シン)
ーーーーー
・・・???・・・