2024年はなんて年だったのでしょうかとつくつくと溜息。
なんといっても、元日を襲った能登半島地震。
まさか正月に、しかも元日に、あんなに大きな地震が起こるなんて。
翌日は東京で一般参賀に向かい、その足で新潟へ移動して、
父の誕生日を祝い、友人に会って…と描いていた予定がすべて狂いました。
予約している高速バスはキャンセルすることができず、
とりあえず夜行で東京へは向かいましたが、
私がバスに乗車したあとで、翌日の一般参賀は中止が決定され、
夜明け前に皇居へ向かった私は、それを現地で知る羽目に。
とりあえずそれ以外の東京での行動になんら変更はありませんでしたが、
余震に注意せよということで、その後新潟へ向かうのは断念しました。
そして翌日、1月2日はまさかの航空機同士の事故、羽田空港地上衝突事故が起こりました。
前日の地震の救援物資を届けるために飛ぶはずだった海上保安庁の飛行機と民間機との
地上での衝突事故。海保機は新潟へ向けての出航だったとのことです。
地震がなければこんなことにもならなかったはず。
三が日最終日は私の父の誕生日。
毎年この日は帰るようにしていたのですが。
今年は「行ったら帰ってこれないかもしれない」と思っていくのを断念しました。
今から思えば、直後には大きな余震は来なかったので、行けばよかったと思うのですが、
それは後になったからこそ思えることで、その時は断念せざるを得なくて。
しかし、年末に父は他界。
誕生日祝いをすることができませんでした。
翌月に誕生日を控えての急な旅立ちで、
まさかもう二度と誕生日祝いをすることができなくなるとは思っていなくて。
一年の初めの三日間で、この年の一年の前途多難を予測できるような出来事がならび、
その予測は続き、楽しいことも多かった一年ではありましたが、
なんだかどんよりした一年でもありました。
「正月は冥土の旅の一里塚 めでたくもありめでたくもなし」
一休禅師
まさかの元日の地震に、「嘘でしょう?!元旦から地震だなんて!」
と叫んだわたしですが。
地球のやることに、元日も、大みそかもなく。
正月だからといって浮かれていると、どんどん冥土への道は近づいてくるという戒めか。
「メメントモリ」という言葉も浮かんだ。
「自分がいつか死ぬということを忘れるな」「死を思え」というラテン語だそうで。
死を思うことで、今を生きていることを大切にしろという教え。
来年はよい年でありますように。
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