奈良大好き☆お勉強日記

奈良大学文学部文化財歴史学科(通信教育部)卒&奈良まほろばソムリエ検定のソムリエを取得したヒトの色々な勉強の日記です♪

感染症と修二会

2025年03月08日 | 色々・モシクハお勉強
ツイッターで見かけた記事。
見慣れた背景と、どこかでお見かけしたような風貌。

あ!
笠原先生と、谷口先生と、忽那先生ではありませんか!
こちらを参照してください)

皆様感染症の専門家。
3月1日に奈良市内で感染症の勉強会があったそうで。
そのとき今日は初日だ!ということに気が付いてお参りされたとのこと。

ああ。
コロナ禍の頃には、この方たちの発信する情報を連日読みました。
そう、コロナ蔓延の時期には、修二会も開催が危ぶまれましたが、
感染症対策をして実施されることになりました。
この時に、助言をされたのが奈良県立医大の笠原先生。

2021年の修二会は開催ができるのか?どうしたら修二会を無事に行えるかと
NHKでも番組になりました。
こちらからちょこっと見られます

読売新聞にもその当時のことを記した記事があります。
こちら

しかし我々一般人は現地でお松明を見ることが叶わなくなり、
二月堂に近づくことができなくなりましたが、
それよりなにより、千二百年続いてきた修二会が途絶えてはいけないということの方が大切。
我々一般人は遠くでそれを見守りました。

その厳しい規制も徐々に解除され、年を追うごとにコロナ前のように戻りつつあります。
今年は北の階段が規制時間以外は利用可能になり、
湯屋と参篭所の間にバリケードが築かれることもなくなりました。
(それでも、北の茶屋でのおうどんやお寿司の販売はまだ無いようですが)

2020年1月の日本で新型コロナ感染症というものを知り、
その後爆発的に感染者を増やし、どうなってしまうのだろうと思いました。
あのどよんとした世界を乗り越えてこれたのは、
この方たちの発信があったからだなあと思ったら泣いてました。

もうあの時代には戻りたくないですが、
あの時の一丸となって団結した時のこころを、思い出しました。
ありがとうございました。
私は幸いにも現在までコロナにかかったこともなく、元気に過ごしています。

リボート参拝という新しい祈りの形も得て、
現地に行けない時でも修二会を見守ることが叶っています。

この千二百年の間にいろいろなことがあっても続いてきた修二会。
飢饉も、疫病も、様々なことを乗り越えて続いてきた修二会。

これからも続いていくもの。
その途中を少しだけ眺めることが許されていることに感謝します。

そして、先生がた、ありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。
コメント
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