山内 圭のブログ(Kiyoshi Yamauchi's Blog)

英語教育、国際姉妹都市交流、ジョン・スタインベック、時事英語などの研究から趣味や日常の話題までいろいろと書き綴ります。

卒業生一家来訪

2010-03-12 23:50:15 | 日記
今日は、看護学科の卒業生N.Yさん(旧姓Kさん)がご主人と娘さんを連れて遊びに来てくれました。

2歳の娘さんYちゃんも来るので、口に入れてはいけないと思い、僕の研究室のテーブルの周りにある、こまごましたものを急いで片付けました。

Yちゃんは僕の研究室にあった『はらぺこあおむし』の原作The Hungry Caterpillarを見つけて、ご機嫌になりました
そして、積み重ねてあったビデオを見つけてこれ見ると言ったので、アメリカで買ったBig Blue Bearのビデオを流しました。

Yさん一家は、結婚披露宴に招いていただき、親しくさせてもらっています。

これからも、ますますのお幸せをお祈りいたします。
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遠江の男、近江へ

2010-03-12 23:01:31 | 旅行
「遠江」と書いて「とおとうみ」と読みます。
これは、僕の出身地浜名湖のそばの地域を言います。

この言葉は、都である京都から近くの湖の琵琶湖が「近江(おうみ)」、それに対して、遠くの湖である浜名湖が「遠江」であるということから来ています。

先日、近江八幡市に僕の研究調査のため行ってきました。
僕は、国際姉妹都市交流について研究をしています。
自治体が海外の(または国内の)自治体と交流を行っている場合、通常は「姉妹都市」または「友好都市」などの名称が使われます。
ところが、この近江八幡市はアメリカのカンザス州レブンワース市と「兄弟都市」関係を結んでいます。
また、静岡県の富士宮市とは「夫婦都市」関係を結んでいるのです。
アメリカのレブンワース市と兄弟都市になったのは、レブンワース市出身で近江に移り住み、英語教育、建築、キリスト教布教で活躍したウィリアム・メレル・ヴォーリズがきっかけとなっているのです。ヴォーリズの名前にぴんと来ない人もいるかもしれませんが、彼が設立した近江兄弟社、そしてその製品「メンソレータム」のことは知っているでしょう。
このきっかけのため、この交流は「兄弟都市」交流と呼ばれています。

また、「夫婦都市」の名称ですが、これは、神様が琵琶湖を掘った時に出た土を、静岡県の辺りに置いた時にできた山が富士山であるという言い伝えに基づくものです。ここから、琵琶湖のある滋賀県の近江八幡市と富士山のふもと富士宮市が「夫婦都市」となったのです。

この日は、この交流について調べるため、近江八幡市役所を訪問。

最初に、近江八幡市が兄弟都市、夫婦都市、そして姉妹都市(「姉妹都市」関係はミシガン州のグランドラッピズ市と結んでいる)から受け取った記念品類が飾られている棚を見せてもらいました。


その後は、保存公開されている昭和45年頃からの市報を紐解いて、兄弟都市、夫婦都市、姉妹都市との交流について書かれている記事のコピーを集めました。

思えば近江八幡市、実は中学校の頃、社会科を教えてくれた河合先生が自分の興味のある市町村の役所に資料請求をして、どんなところか調べてみようということをおっしゃったことがありました。しっかりとお手紙を書いて、資料請求の目的も書けば資料を送ってくれるという河合先生の言葉を信じ、中学生の僕は、地図帳を見て、近江八幡市と大和郡山市そして大町市に資料請求をしたことがあります。
その時の手紙もこの市役所に届き、この市役所から資料が発送されたのだなと思いました。

また、若い頃、新見から車で帰省する時、中学校の頃資料請求した近江八幡市を思い出し、立ち寄ったことも思い出しました。

市役所の資料閲覧コーナーでほぼ半日を費やしましたが、多くの資料を入手することができ、よかったです。

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つきはひがし、ひはにし

2010-03-12 02:26:01 | 日記
今日息子が、突然「つきは ひがし ひは にし」のようなことを言っていました。

妻が、「何、それっ。どこで聞いたの?」と聞くと、「にほんごであそぼだよ」答える息子。

しかも、「つきは ひがし ひは にし」といいながら指を折っているのです

NHK教育テレビで放送している、「にほんごであそぼ」という番組、僕も時々見ることはあります。NHK教育の一連の子ども対象番組の時には、テレビをずっとつけていることもあるので、息子もこの番組は時々目にしているはずです。

この番組では、日本文学の有名な詩歌や名句などを、印象深く紹介しています。
もちろん息子が言っていたのは、与謝蕪村の有名な句「菜の花や 月は東に 日は西に」です。
番組では、この俳句の五七五を紹介するためにきっと指を折りながら文字数を数えているのでしょう。

この句は、僕は小学校高学年の国語の教科書に出ていて習いました(おそらく小学校5年生のときに伊藤先生に習ったのだろうと思います。いや、4年生のときの松野先生かな??)
が東にあり、太陽が西にあるときは、満月である、そして、その満月の黄色と菜の花の黄色の対比が見られる、春の夕暮れの名句であるというようなことを習ったことを鮮明に覚えています。
こんな少ない文字数で、とても多くの情景を語ることができるんだなあと思い、感動さえ覚えたものです。

息子もきっと、小学校高学年くらいに、国語の教科書でこの句を習うでしょう。その時に、幼い頃に覚えたこの日本語の名文の記憶が残っているのでしょうか?

にほんごであそぼ、なかなかいい番組です。
僕は、職業柄、「えいごであそぼ」は時々見ます(幼児教育学科の教材としても使うので)。
今度からは「にほんごであそぼ」も、もっと見るようにしようかな

ところで、この句、平野が広がる静岡県浜松市で習った僕は、ぴんと来ました。
でも、この山間の地新見では、「月は東に日は西に」という状態は、ぴんと来ないかもしれないなと思いました。
きっとこの辺りでは、種田山頭火の「分け入っても 分け入っても 青い山」や若山牧水の「幾山河 越えさり行かば…」などのほうがぴんと来るのだろうなと感じました。
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