山内 圭のブログ(Kiyoshi Yamauchi's Blog)

英語教育、国際姉妹都市交流、ジョン・スタインベック、時事英語などの研究から趣味や日常の話題までいろいろと書き綴ります。

8月6日(金)

2010-08-07 23:42:50 | 旅行
8月6日(金)
今日はスタインベック・フェスティバル2日目。
朝から晩まで様々なプログラムが目白押し。
全部参加したいところですが、他にもスタインベック・センター内の書店や土産屋もチェックしたいし、今回のフェスティバルに合わせて開催されているスタインベック関係の初版本や貴重本などの展示販売も見ておきたいし、またもう一つの僕の専門である姉妹都市関係の資料収集もしたいし、妻から頼まれているお土産も探したいしとやりたいこともいっぱい。

セッションの合間を見て、書籍を買いあさり、重くなったので、郵便局に行き書籍を小包で送り、サリナス市役所に行き姉妹都市交流関係の資料をお願いし(これは、市役所にも顔が利く市の歴史家でもあるキャロルさんに同行してもらいました)、忙しい一日でした。

このような行事の最大の魅力は、これまで書籍や論文でしか出会ったことのなかった著者たちにお目にかかれたり、これまでのスタインベックの国際会議などで出会ったアメリカや他国の研究者たちと再会ができることです。
文学研究は一人で進めることも可能ではありますが、研究者同士のネットワークがあると情報交換等ができ、非常に有利になります。また、研究者としての自分を「売り込む」チャンスでもあります。

今日の夕食は、スタインベック・センターそばの魚料理の店で済ませ、ホテルに戻り、明後日のパネルディスカッションの準備をしました。

渡米前には、済ませるべき仕事を済ませるのに精一杯だったので、パネルディスカッションの準備がなかなかできませんでした。
とりあえず材料となるものを持ってきて、こちらで話の流れをまとめました。一人での研究発表だったら、自分だけの考えで進めればいいのですが、今回は他2人のパネリストと一緒のパネルディスカッションです。しかもパネルの座長も務めることになっていますので、打ち合わせもしなくてはならず、なかなか大変です。
しかし、パネルディスカッション自体は何とかなるだろうとかなり楽観的です。

明日(8月7日)は、もう一つ楽しみなことがあります。それは、大学時代にホームステイをさせてもらったホストファミリーのバロウズ夫妻と英語を教えていただいたランディ先生がサリナスまで会いに来てくれることです。
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August 5th

2010-08-07 12:19:04 | 旅行
8月5日(木)
この日はキャロルさんが、僕たち日本からのスタインベック研究者をスタインベック関連の地を巡るツアーに案内してくれました。
スタインベックの作品は未収録作品も含めてほとんど読んだものの、細かいところまで覚えているかどうかは別問題です。小説に出てくる場面などをいろいろと案内してもらいましたが、訪問先の記憶が薄れないうちにまた彼の作品を読み直してみます。
旅にはいろいろなスタイルがあり、このような文学作品にまつわる旅もおもしろいものです。史跡を訪ねる旅や映画で出てくるところを訪れる旅(この種の旅は以前ニューヨークで妻としました)と同様、文学作品や作者を巡る旅もなかなかいいものですよ。でも、たとえば、昨日は、泥水が流れる川のほとりに車を停め、車から降りて写真を撮っている我々アジア系の一団を見て、通りがかる車に乗った人は、なんであのようなところで写真を撮っているのだろうかと思ったかもしれません。あの人たちは河川調査をしているのか、それとも珍しい動物でもいたのかと思ったかもしれません。実は、我々はその川が『二十日鼠と人間』で登場人物のレニーが隠れた(のちに殺された)川ということでその川の写真を撮ったのです。他の人には何の変哲もない川でも、我々スタインベック研究者にとっては、スタインベックが作品の中で描写したということで、重要な場所となるのです。

スタインベックの生家が今でも保存され、スタインベック・ハウスとして公開されています。そこを訪問している時に地元の新聞社から取材を受けました。

Californian
今日案内をしてくれたのがスタインベック文学の生き字引キャロルさんですが、運転をしてくれたのが友達のデニスさん。彼女は辛抱強く私達に付き合ってくれたばかりでなく、クッキーやフルーツや飲み物まで用意してくれていました。

昼食は、途中のToroという店でハンバーガーを食べました。
なかなかおいしかったです。
せっかくアメリカの一大野菜産地にいるので、野菜を務めて食べるようにしています。

午後は、海沿いのモンテレ―という街に行きました。ここもスタインベックゆかりの町で、スタインベックの銅像があります。2,3日前に紹介した僕の大学生時代の写真はこの銅像とともに撮ったものです。今回も同じ位置で写真を撮影してきました。それは、また後日紹介します。

ツアーが終わり、夕方はスタインベック・フェスティバルのオープニング行事に参加しました。

立食パーティで努めていろんな人と話すように心掛けました。

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