先日、訪問したカリフォルニア州のサリナス、世界のサラダボウル(Salad Bowl of the World)と呼ばれています。
それは、レタスをはじめとするいろんな野菜の産地だからです。
海によって冷やされた空気が2本の山並みに沿って流れてきて、サリナスの付近で山並みの間隔が狭くなるため、そこに涼しい空気が流れ込むそうで、今回の滞在中は真夏なのに摂氏では20度以下の気温が続きました。
そしてこんな畑が一面に広がっています。
このような光景を見るとつい『エデンの東』の主題歌を口ずさみたくなります。この『エデンの東』の原作者は我らがジョン・スタインベック。
そして、レタス畑では、このように収穫作業が朝早くから行なわれています。
作業しているのは、メキシコ系の労働者が多いようでした。
すごいのは、畑で箱詰め作業までしてしまうこと。
そして、トラックが畑に入ってきて、その箱の積み込みが行なわれ、積み込み作業が終わったら早速出荷にでることです。
今回の訪問では、サリナスで蘭の大規模栽培を手がけている日本人のマツイさんという方にお世話になりました。
これがマツイさんの蘭の栽培温室です。
マツイさんが説明してくれるには、アメリカで農業を産業として行なうためには、大量に栽培をしなければならないということでした。
アメリカの大規模スーパーは日本のそれらとは比較にならないほど大きな全米で何万店舗も展開するようなチェーン企業なので、大量に供給できないと話もできないということでした。
サリナス地域のレタスを宣伝するポスターです。
日本のスーパーでも時折、このサリナス産のレタスを見かけることがあります。
(僕の妻によると、それは日本のレタスが品薄の時だとのことです。)
*後で妻に確認したところ、日本に入っているのはレタスではなく、サリナス産のセロリであるそうです。
サリナス滞在中は、僕はせっかくなのでできるだけサラダを食べるようにしました。
日本のサラダのように小さなお皿ではなく、大皿に野菜もふんだんに使われています。
また、週末の市では、野菜もたくさん売られていました。
ということで、この1週間は野菜をたくさん食べたヘルシーな1週間でした。