山内 圭のブログ(Kiyoshi Yamauchi's Blog)

英語教育、国際姉妹都市交流、ジョン・スタインベック、時事英語などの研究から趣味や日常の話題までいろいろと書き綴ります。

映画紹介:『英国王のスピーチ』(The King's Speech, 2011)

2014-04-09 22:53:18 | 日記
先日、英国関係の映画を立て続けに2本観ました。

そのうちの一本をまず紹介します。

まずは、アカデミー賞作品賞も獲得した『英国王のスピーチ』(The King's Speech, 2011)です。

この映画は、兄エドワード8世が「王冠を賭けた(捨てた)恋」で、アメリカ人で人妻であったウォリス・シンプソン夫人との結婚のために国王を退位したため王位に就いた弟のジョージ6世(ヨーク公)についての話です。

ジョージ6世は、吃音があったため、オーストラリア人のライオネル・ローグの指導のスピーチ・トレーニングを受けます。

ローグはシェイクスピアのセリフや歌でスピーチレーニングをしているところが面白かったです。

シェイクスピアについていえば、映画の冒頭に『リチャード3世』(Richard Ⅲ)のWinter of Our Discontentの引用がありました。

実は、ここからジョン・スタインベック(John Steinbeck)の作品Winter of Our Discontent(『我らが不満の冬』)のタイトルが生まれます。

この映画の英語面で面白かったのは、まずは「王の仕事」ということをkingの動詞形を使い、kingingと言っていたことです。

1936年のクリスマス・スピーチの場面では、「old nannyにも聞こえるように」というセリフがあり、それが「乳母にも聞こえるように」という字幕がついていましたが、「おばあさんにも聞こえるように」のほうが適切な訳だと思います。

また、戦争開始のスピーチでは、There may be dark days ahead.の部分がよかった思いました。

英国について、そして1930年代から40年代にかけての世界の歴史の勉強にもなるいい映画でした。

そして、この映画と関連してHyde Park on Hudson(2012)を見ると、ジョージ6世夫妻がニューヨークのハイドパーク(Hyde Park, フランクリン・ルーズベルト大統領の家がある町の地名, 新見市の姉妹都市New Paltz VillageからHudson河の対岸にある)を訪問する話で面白いです。
(↑この映画は昨年のオーストラリア研修旅行引率中のメルボルン滞在中に見ましたが、まだ記事にできていませんでした。)








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英語論文講読勉強会(2013年度開催実績)

2014-04-09 22:37:37 | 日記
僕は、看護学部内教員の英語論文講読勉強会の世話人をしています。

基本的に月1回勉強会をして、他学科の先生も参加されることもあります。

昨年度の開催実績(開催日、内容、参加者数)です。

2013年4月17日 オリエンテーション 6名参加
5月15日 Social Networks and the Maintenance of Conformity: Japanese sojourner women 5名参加
6月19日 History of the Wheelchair 5名参加
7月10日 Turkish nurses’level of knowledge regarding implantable port catheter care 5名参加
10月17日 Experience of a critical reflection program for mid-career nurses 3名参加
11月20日 Factors related to intentions of the caregivers to take the end-of-life care at home 3名参加
12月18日 The Nurse’s Involvement with a Psychiatric Patient—Positive and Negative Aspects of Involvement and How to   Maintain a Therapeutic Relationship with a Patient— 4名参加
2014年1月15日 Evaluative Perceptions of Patronizing Speech Addressed to Elders 5名参加
2月19日 Developing the Concept of Moral Sensitivity in Health Care Practice 5名参加

今年度も同様に地道に勉強会を重ねていこうと思います。

昨年度の開催実績については、学内の英語論文講読勉強会2012年度活動報告を、以前の英語論文講読勉強会についての記事は、公式ブログの英語論文講読勉強会英語論文勉強会の記事をご覧ください。

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