先日、英国関係の映画を立て続けに2本観ました。
そのうちの一本をまず紹介します。
まずは、アカデミー賞作品賞も獲得した『英国王のスピーチ』(The King's Speech, 2011)です。
この映画は、兄エドワード8世が「王冠を賭けた(捨てた)恋」で、アメリカ人で人妻であったウォリス・シンプソン夫人との結婚のために国王を退位したため王位に就いた弟のジョージ6世(ヨーク公)についての話です。
ジョージ6世は、吃音があったため、オーストラリア人のライオネル・ローグの指導のスピーチ・トレーニングを受けます。
ローグはシェイクスピアのセリフや歌でスピーチレーニングをしているところが面白かったです。
シェイクスピアについていえば、映画の冒頭に『リチャード3世』(Richard Ⅲ)のWinter of Our Discontentの引用がありました。
実は、ここからジョン・スタインベック(John Steinbeck)の作品Winter of Our Discontent(『我らが不満の冬』)のタイトルが生まれます。
この映画の英語面で面白かったのは、まずは「王の仕事」ということをkingの動詞形を使い、kingingと言っていたことです。
1936年のクリスマス・スピーチの場面では、「old nannyにも聞こえるように」というセリフがあり、それが「乳母にも聞こえるように」という字幕がついていましたが、「おばあさんにも聞こえるように」のほうが適切な訳だと思います。
また、戦争開始のスピーチでは、There may be dark days ahead.の部分がよかった思いました。
英国について、そして1930年代から40年代にかけての世界の歴史の勉強にもなるいい映画でした。
そして、この映画と関連してHyde Park on Hudson(2012)を見ると、ジョージ6世夫妻がニューヨークのハイドパーク(Hyde Park, フランクリン・ルーズベルト大統領の家がある町の地名, 新見市の姉妹都市New Paltz VillageからHudson河の対岸にある)を訪問する話で面白いです。
(↑この映画は昨年のオーストラリア研修旅行引率中のメルボルン滞在中に見ましたが、まだ記事にできていませんでした。)
そのうちの一本をまず紹介します。
まずは、アカデミー賞作品賞も獲得した『英国王のスピーチ』(The King's Speech, 2011)です。
この映画は、兄エドワード8世が「王冠を賭けた(捨てた)恋」で、アメリカ人で人妻であったウォリス・シンプソン夫人との結婚のために国王を退位したため王位に就いた弟のジョージ6世(ヨーク公)についての話です。
ジョージ6世は、吃音があったため、オーストラリア人のライオネル・ローグの指導のスピーチ・トレーニングを受けます。
ローグはシェイクスピアのセリフや歌でスピーチレーニングをしているところが面白かったです。
シェイクスピアについていえば、映画の冒頭に『リチャード3世』(Richard Ⅲ)のWinter of Our Discontentの引用がありました。
実は、ここからジョン・スタインベック(John Steinbeck)の作品Winter of Our Discontent(『我らが不満の冬』)のタイトルが生まれます。
この映画の英語面で面白かったのは、まずは「王の仕事」ということをkingの動詞形を使い、kingingと言っていたことです。
1936年のクリスマス・スピーチの場面では、「old nannyにも聞こえるように」というセリフがあり、それが「乳母にも聞こえるように」という字幕がついていましたが、「おばあさんにも聞こえるように」のほうが適切な訳だと思います。
また、戦争開始のスピーチでは、There may be dark days ahead.の部分がよかった思いました。
英国について、そして1930年代から40年代にかけての世界の歴史の勉強にもなるいい映画でした。
そして、この映画と関連してHyde Park on Hudson(2012)を見ると、ジョージ6世夫妻がニューヨークのハイドパーク(Hyde Park, フランクリン・ルーズベルト大統領の家がある町の地名, 新見市の姉妹都市New Paltz VillageからHudson河の対岸にある)を訪問する話で面白いです。
(↑この映画は昨年のオーストラリア研修旅行引率中のメルボルン滞在中に見ましたが、まだ記事にできていませんでした。)