山内 圭のブログ(Kiyoshi Yamauchi's Blog)

英語教育、国際姉妹都市交流、ジョン・スタインベック、時事英語などの研究から趣味や日常の話題までいろいろと書き綴ります。

演歌歌手の幸月美波さんを新見公立大学・短期大学の広報大使に委嘱

2014-04-10 23:15:18 | 日記
このブログでは、新見女子短期大学幼児教育学科の卒業生で幼稚園教諭をしながら演歌歌手としても活躍してる幸月美波さんのことを以前書いたことがあります(鯉が窪湿原まつり)。

昨年秋の同窓会支部会に出席した際、出席している幸月さんと話している中で、日頃岡山県内外のステージに立ち、しばしば本学出身であることをアピールしてくれている彼女にぜひ、新見公立大学・短期大学の「広報大使」になってもらいたい旨を伝えると、彼女も快諾してくれました。


ちなみに、僕は彼女のCDを4枚持っています。

同窓会支部会では、その全てにサインをしてもらいました。

学内での手続きを整え、この度4月3日(木)に「広報大使」委嘱式を執り行うことができました。







また、この委嘱式は報道各社により取材を受けました。


にいみアイチャンネル


備北民報


産経新聞

山陽新聞にも掲載していただきました。

同紙のオンライン版でも記事にしてくれています(↓)。
初代広報大使に演歌歌手 新見公立大・短大

この委嘱が本学の広報にとってプラスになることを期待していますし、幸月さんの芸能活動にもプラスになってくれたら幸いだと思っています。

最後に、委嘱式で幸月さんの紹介と、「広報大使」委嘱の経緯を述べる広報部長の僕です。
(にいみアイチャンネルより)



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映画紹介:『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』(The Iron Lady, 2012)

2014-04-10 09:11:59 | 日記
前の記事(映画紹介:『英国王のスピーチ』(The King's Speech, 2011))で2本立て続けに英国の映画を観たと書きましたが、2本目がこの作品です。


『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』(The Iron Lady, 2012)で、「鉄の女」(The Iron Lady)と呼ばれた英国首相(1979-1990)Margaret Thatcherの生涯を描いた作品です。

主演でサッチャー役を演じるのが、メリル・ストリープ(Meryl Streep)です。

メリル・ストリープはこの映画でアカデミー賞主演女優賞を獲得していますが、認知症になって現在と過去が混在し頭の中が混乱していくサッチャーの状態も含めて素晴らしい演技をしています。

メリル・ストリープは『母の眠り』(One True Thing, 1998)でも病に侵され衰えてゆく女性の姿をうまく演じていますがさすがの名女優です(『母の眠り』については、映画『母の眠り』(One True Thing)(1998, アメリカ映画)を見て参照)。

既に亡くなっている夫のデニスとまだ一緒に住んでいる気がしているというマーガレットの幻覚をこの映画ではよく描いています。

この映画、サッチャー史が亡くなってから制作されたのかと思ったのですが、映画の製作は2012年、サッチャー史は2013年に亡くなっていますので、サッチャー史がまだ生きている時の制作です。


あるシーンで、夫のデニスがクロスワードパズルをしていて、bとtとnが出てくる単語で9文字の単語はと尋ねると、マーガレットがobstinateと即答するところが面白いところです。

obstinateとは「頑固な」という意味だからです。

また、まつ毛(eyelash)を飛ばしながら願い事をする(making a wish)シーンもあり、これはこのような願い事の仕方をすることを紹介する時の教材としても使えそうです。

1959年に下院議員に初当選し、その後党首にまで上り詰めるところでは、If you want to change the party[country]
lead it.というセリフが使われていました。その党[国」を変えたければ、自分でリードせよ、ということです。

また、首相になってからKen Follett(ケン・フォレット)のEye of the Needleを読んでいるシーンが描かれています。

わざわざ書物のタイトルがわかる描き方をしていたので、何かの意味があるのだと思いますが、Ken Follettの作品がマーガレットの愛読書だったのかもしれませんし、その作品のテーマに何かマーガレットが鉄の女であることを支えるためのメッセージが含まれているのかもしれません(が、このことについては、作品を読んでみないとわかりません)。

あるいは、この本がマーガレットが首相になった時によく読まれていた小説だったので、単にその時代背景を示すために使われているのかもしれません。

また、マーガレットのことをax woman(斧の女)と評する表現も見られました。

これもイギリスの近代史の勉強になる映画でした。



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