山内 圭のブログ(Kiyoshi Yamauchi's Blog)

英語教育、国際姉妹都市交流、ジョン・スタインベック、時事英語などの研究から趣味や日常の話題までいろいろと書き綴ります。

第246回新見英語サロン報告(2015年1月27日)

2015-02-02 10:34:57 | 日記
2015年1月27日(火)、第246回新見英語サロンを開催しました。

今回のゲストスピーカーは、英国出身の新見市ALTであるシャーロット・ベスト(Charotte Best)さんです。



彼女は英国の中でもイングランドのこと、ご出身のケント州のこと、出身大学のケンブリッジ大学のことなど、写真をもとにお話ししてくれました。



とても興味深く聞かせてもらいました。

プレゼンテーション後のフリートークも楽しかったです。



また、今回は、英国出身のシャーロットさんのお話でしたので、同じく英国出身のJamesさんにもコメンテーターとして来ていただきました。
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第247回新見英語サロンのお知らせ(2015年2月3日)

2015-02-02 10:05:09 | 日記

明日、2015年2月3日(火)、第247回新見英語サロンを開催します。

明日は、英語サロン常連の木下さんが11月カナダのバンクーバーを訪問した際の報告をしてくれます。

もう20年ほど昔のことになりましたが、僕も1993年夏と1995年夏にバンクーバー及び周辺を訪問しました。

その時のことを思い出しながら、お話を聞かせてもらうのを楽しみにしています。

18時30分から、新見市学術交流センター交流ホールにて開催です。

興味のある方、ぜひご参加ください。


ご本人の了解のもと、バンクーバーの写真を一枚貼り付けさせていただきました。
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山崎樹一郎監督3作品一挙公開上映(2014年12月30日)

2015-02-02 00:40:55 | 日記
12月27日に山崎樹一郎監督の『新しき民』(2014)を観賞しました(勝山文化往来館ひしおで映画『新しき民』鑑賞(2014年12月27日)参照)。

その際、12月30日(火)にそれまでの山崎監督の3作品一挙公開上映が行われると知りました。
(『新しき民』ができるまでの全3作品一挙公開参照)

これも何かの縁、せっかくなので、3本とも見せてもらうことにしました。

ということで、この日も真庭市勝山のひしお文化往来館に。






まず1本目は、『紅葉』(2008)。

上映前に、山崎監督からの挨拶があり、「この映画は、地元の人と素人ばかりで作った映画である」こと、「この映画から始まった」ことを話されました。

最初の銀杏が紅葉するシーン、この映画のタイトルが表されていました。

その後、しばらくセリフがないシーンが続き、初対面の人が目の前にいるのだけど、何か話そうか、何を話そうか、などとしばらく気まずく感じているような感じでした。

映画の中には、東京でなくて地方でいいんだ、というメッセージが流れていました。

また、車の音、電動のこぎりの音、キリギリスの鳴き声、なども効果的に使われています。

また、ヒッチコック監督のように、山崎監督も自ら出演されていました。

2本目は、『ひかりのおと』(2011)。


これは、真庭の酪農家を描く作品です。

「ひかりのおと」というタイトル、英語タイトルは、The Sound of Lightとなっています。

その英語タイトルからは、アメリカの南部作家ウィリアム・フォークナー(William Faulkner, 1897-1962)のThe Sound and the Fury(1929)(『響きと怒り』)とLight in August(1932)(『八月の光』)を想起してしまうのは、私がアメリカ文学を研究しているからでしょうか。

そういえば、フォークナー文学も難解なことで知られています。
(大学院生の頃、上記のThe Sound and the Furyを読みましたが、難しかった…)

この映画にも、やはり地方対東京の問題が描かれていると思いました。

酪農家の跡取り問題、主人公たちの行き詰まり、映画を見ながらいろいろと考えさせられ、おそらく山崎監督の術中にまんまとはまった格好でしょう。

挿入歌の「青空」(作詞:みど、作曲:あやこ)がとてもよかったです。

この映画の予告編がYouTubeにありました。
映画『ひかりのおと』予告編

そして、3本目の映画は『つづきのヴォイス―山中一揆から現在―』(2013)でした。

これは、『新しき民』で描かれている山中一揆についての調査のドキュメンタリー映画で、山中一揆について研究している方々と、一揆に参加した人の末裔にあたる方へのインタビューがその中心となっています。

見る側の私の、山中一揆についての知識が乏しいため、一部難しいところもありましたが、1726年に起こった山中一揆が、約290年後にもこのように語り継がれていることに驚きを感じます。

話を聞きながら、僕が研究しているジョン・スタインベック(John Steinbeck, 1902-1968)のIn Dubious Battle(1936)(『疑わしき戦い』)をもう一度、読んでみたくなりました。

映画と映画の合間には、真庭の町並みの散歩もでき、年末の一日、ちょっとのんびり過ごすことができました。
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