山内 圭のブログ(Kiyoshi Yamauchi's Blog)

英語教育、国際姉妹都市交流、ジョン・スタインベック、時事英語などの研究から趣味や日常の話題までいろいろと書き綴ります。

日本アメリカ文学会1月例会参加(1994年1月29日)

2015-02-03 00:38:33 | 日記
古い講演聴講ノートが出てきました。

過去に聴講した講演等の記録を少しずつ残しておきます。


日本アメリカ文学会1月例会参加(1994年1月29日)←まだ横浜在住時です。

高尾直知氏の「『緋文字』の民主主義」という研究発表

当時、活水女子大学にいらしたTetsumaro Hayashi先生のご講演

そして、現在、Steinbeck Studiesの編集委員としてご協力いただいているRandy Checkettes先生の発表も聴講しました。
Steinbeck Studies 36発行
Steinbeck Studies 37発行参照
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劇団俳小第40回本公演『マイス・アンド・メン―二十日鼠と人間より―』観劇(2014年12月11日)

2015-02-03 00:21:18 | 旅行
ジョン・スタインベック原作の『二十日鼠と人間』(Of Mice and Men)が劇団俳小によって12月に上演されるという連絡を、日本ジョン・スタインベック協会でいつもお世話になっているK先生からいただきました。

大体、このような公演は東京か大阪が多いので、地方に住む者は、遠くまで出かけて行かなくてはならないのですが、今回も公演中に授業も会議もない日があり、その日に日帰りで見に行くことにしました。

ということで、2014年12月11日(木)、池袋にあるシアターグリーン・ビッグツリーまで出かけました。








観客席はほぼ満員、大体100名弱くらいでしょうか。

老若男女が適度に混じり合った客層でした。

労働者役たちが、真剣なまなざしで歌う「はつかねずみも人間も」の歌が印象的でした。

また、舞台の間、ずっとギター奏者の細井智さんが舞台袖にいて、もの悲しいメロディを奏でていました。

主役の二人ジョージとレニーが登場します。

ジョージ役の第一印象が、ちょっと弱いかなと感じはしましたが、見ていくうちに慣れていきました。

やはり、このジョージとレニーの関係、双方向のgive and takeをうまく体現している組み合わせです。

この劇に出てくる強者でも弱者でも、人間には相手が必要であるということも、劇中に輻輳して表現されています。

この演劇と前後して、Susan Shillinglaw氏著のCarol and John Steinbeckを読んでいました。



これは、John Steinbeckの一人目の妻(彼は3回結婚しています)Carolとの時代の(それ以前、以降の記述もありおもしろいですが)伝記です。

この書にもCarolの強い性格が書かれていて、劇中に登場する唯一の女性カーリーの妻に、それが反映されているという見方で、今回は見てみました。

『二十日鼠と人間』は、2008年のLink Projectの作品を見たことから、それについて2011年の第35回ジョン・スタインベック学会でこの劇でプロデューサーを務められた為国さんとレニー役を演じられた塚原さんとのシンポジウムを担当した思い出の作品でもあります。
(第35回日本スタインベック学会でシンポジウムを担当参照)

そして、この関わりから、塚原さんがプロデュースと出演された『爛々と燃ゆる』の公演への関わりへと繋がっていったのです。
『爛々と燃ゆる』観劇
『爛々と燃ゆる』トークショー出演参照

そして、この『二十日鼠と人間』のラストシーン、何度見ても、どのプロダクションで見ても、考えさせられるエンディングです。
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