山内 圭のブログ(Kiyoshi Yamauchi's Blog)

英語教育、国際姉妹都市交流、ジョン・スタインベック、時事英語などの研究から趣味や日常の話題までいろいろと書き綴ります。

カンボジアの諺「左を見ればトラ、右を見ればワニ」

2021-03-08 23:41:51 | 日記
今日のThe Japan News紙で、トンプソン・ロイター発の記事 "Grim prospects for Cambodian migrants"を読みました。

カンボジアから借金を逃れるためにタイに出稼ぎに来ている人たちが、コロナによる隔離や、偽の入国許可証などで、国境沿いで大変な目に遭っているという内容です。

そこで、紹介されていたのが、クメール(カンボジア)の古い諺

"turn left, face a tiger; turn right, face a crocodile" (左を見ればトラ、右を見ればワニ)です。

とても怖い状況ですね。

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英語表現紹介:bug-pocalypse(昆虫の黙示録)

2021-03-08 22:46:26 | 日記
The Japan News紙に転載されているWashington Post紙のDino Grandoni氏による "Butterflies are vanishing out West"の記事を読みました。

記事はこちらでも読むことができます。

OGPイメージ

Butterflies are vanishing out West. Scientists say climate change is to blame.

As the climate in the American West grows hotter and drier, butterfly ...

Washington Post

 


気候変動のため、アメリカ西部で蝶(や蜂)が減少しているということが書かれています。

そのような現象を呼ぶ言葉として、"bug-pocalypse"(昆虫の黙示録)という言葉が使われています。

これは、"bug"(虫)と "apocalypse" (黙示録)を結び付けた言葉です。

ハイフン語とせず、"bug apocalypse"ということもあるようです。

ちなみに、"apocalypse"という語は、フランシス・コッポラ監督の映画『地獄の黙示録』(1979)の原題が、Apocalypse Nowだったことから覚えました。

この映画の原作が、Joseph ConradのHeart of Darknessであり、そのことは、大学院の授業でT. S. EliotのThe Waste Landを読んだ際、この映画中にThe Waste Landからの引用があることを、後藤明生先生から教えていただきました。

また、それに関連してやはりこの映画でモチーフが使われているフレイザー(James Frazer)の『金枝篇』(The Golden Bough)にも触れました。

後藤先生にはいろいろなことを教えていただいております。
岡山県立美術館のムーミン展鑑賞(2015年4月4日) - 山内 圭のブログ(Kiyoshi Yamauchi's Blog)
参照

話題がそれました。

昆虫の危機に話を戻します。

蝶の個体数の減少の一例として、記事ではオオカバマダラ蝶の数が減ったことが紹介されています。

ジョン・スタインベックがカリフォルニアのオオカバマダラ蝶の群れを描いたが、そのオオカバマダラも年々個体数が減少しているようです。

オオカバマダラ蝶については、以下の記事にも書いています。

OGPイメージ

オオカバマダラとアサギマダラ - 山内 圭のブログ(Kiyoshi Yamauchi's Blog)

教科書ReadWell,WriteBetterのChapter5では、オオカバマダラ(monarchbutterflies)について学びます...

オオカバマダラとアサギマダラ - 山内 圭のブログ(Kiyoshi Yamauchi's Blog)

 


The Migration of the Monarch Butterflies(渡りをする蝶オオカバマダラ) - 山内 圭のブログ(Kiyoshi Yamauchi's Blog)

また、昆虫の数が減ったことを表す現象として、昆虫学者(entomologists)は "windshield phenomenon" (フロントガラス現象)と呼んでいるそうです。

これは、高速道路などを走っていて飛んでいる虫による自動車のフロントガラスの汚れが、近年、減ってきているということだそうです。

(ただし、私見では、これは、車のライトがLED化していることにより虫が集まりにくくなっていることと関係しているかもしれないとも思います。)

この"bug-pocalypse"はアメリカだけの話ではないかと思います。

僕も細々とですが、日本の渡り蝶であるアサギマダラ蝶のために、フジバカマを植えています。
OGPイメージ

アサギマダラ蝶の好物フジバカマを植える - 山内 圭のブログ(Kiyoshi Yamauchi's Blog)

フジバカマがアサギマダラ蝶の好物と聞き、先日購入し、庭に植えました。来年の秋には渡りの途中のアサギマダラ蝶が見られるかな?アサギマダラ蝶につ...

アサギマダラ蝶の好物フジバカマを植える - 山内 圭のブログ(Kiyoshi Yamauchi's Blog)

 


それから、"bug apocalypse"を調べていたら、"stink bug apocalypse" (カメムシによる地獄の黙示録)ということも出てきました。

これは、カメムシ(ハットウジ)が多い新見市近辺にお住いの方々は、経験があるかもしれませんね。
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Dr. SeussのThe Cat in the Hatシリーズ絵本

2021-03-08 21:25:05 | 日記
アメリカなどで人気があるDr. SeussのThe Cat in the Hatシリーズの絵本、アメリカの友人より教えてもらい、僕も2冊持っています。





彼の絵本はこの青と白と赤の色調が多いです。

この度、彼の絵本のうち、次の6冊が人種差別的な内容を含むとして、出版社が出版を中止することが発表されました。

And to Think That I Saw It on Mulberry Street (1937)
McElligot’s Pool (1947)
If I Ran the Zoo (1950)
Scrambled Eggs Super! (1953)
On Beyond Zebra! (1955)
The Cat’s Quizzer (1976)

1937年から1976年に出版されたこれらの作品、僕自身、まだ読んだことがないので何とも言えませんが、当時とすれば容認されていたものが、年月が経ち、基準や規範や時代の雰囲気などが代わり、禁止対象になってしまう、このこと自体について論じることはしませんが、このようなことはしばしば起こることです。

例えば、ちびくろサンボのお話や歌「7人のインディアン」も黒人やアメリカ原住民への差別が見られるとされました。

実は、ある程度前に発表された多くの文学作品や映画作品などにも「差別的な」描写があると思います。

それは、今とは違う時代の社会を描いており、その時代にはそのような「差別的な」ことが存在していたからです。

それらに「差別的な」描写があるからと言って、すべての作品を禁止してしまったら、かなり多くの文学作品・映画作品が消えてしまうかもしれません。

なかなか難しい問題だと思います。
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中期日程入学試験お疲れさまでした(2021年3月8日)

2021-03-08 21:21:47 | 日記
2021年3月8日(月)、新見公立大学健康科学部地域福祉学科の中期日程を実施しました。



受験生の皆様、そしてその保護者の皆様、大変お疲れさまでした。
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