これも、現実の世界では、ニューヨーク州でのレクチャーを聞いた直後にカリフォルニア州のイベントに参加することはできませんので、オンライン時代のメリットです。
今回の話は、教員としてのサバティカルを利用してスタインベックの『チャーリーとの旅』のような車での旅を実行したBryan StarchmanさんによるWebinarでした。
彼の話は、昨年8月にオンラインで開催されたVirtual Steinbeck Country United Global Festivalでも聴講しました。
Virtual Steinbeck Festivalに参加 - 山内 圭のブログ(Kiyoshi Yamauchi's Blog)
結局、Bryanさんの旅は、コロナにより途中で断念されることとなりましたが、その旅のことは、United Scenes of Americaという書にまとめられて出版されています。
スタイベックの『チャーリーとの旅』は1962年に出版されていますので、出版からもうすぐ60年がたちますが、この書の元となったスタインベックのアメリカ1周旅行が行われた1960年から50年後の2010年以降、その足跡をたどり、本を書くことが一種のブームとなっていて何冊もの本が出版されています。
そのうちの何冊かについては、日本ジョン・スタインベック協会の学術誌に書評を書かせてもらっています。
Steinbeck Studies 37発行 - 山内 圭のブログ(Kiyoshi Yamauchi's Blog)
Bryan Starchmanさんのこの書もできれば書評を書きたいと思っています。
前回のNational Steinbeck CenterのWebinar参加についての記事は、こちらです。