2021年1月30日、NHKで「伝説のコンサート 山口百恵 1980.10.5 日本武道館」が放送されました。
山口百恵さんが活躍していた頃は、まだ小中学生でしたので、当時は人気がある歌手だとは思っていましたが、そこまで素晴らしい歌手だとは思っていませんでした。
歌手でありながら、ドラマの赤いシリーズ(『赤い疑惑』『赤い衝撃』など)で三浦友和さんと共演していて、やがてその三浦さんと結婚することになり引退する、そして、引退した歌手がわりとカムバックをする中、山口百恵さんは二度と芸能界には戻ってこない、そんなイメージでとらえていました。
ドラマの赤いシリーズは、母親やきょうだいと見ていた記憶があります。
今回、せっかく伝説の引退コンサートが放送されるということで観てみました。
僕も好きな「いい日旅立ち」や「秋桜」などの名曲も歌い、いよいよ最後の引退ソング「さようならの向こう側」。
ここに出てくる英語のフレーズ
Thank you for your kindness.
Thank you for your tenderness.
Thank you for your smile.
Thank you for your love.
Thank you for your everything.
などは、当時中学生ながらも、なるほど、英語でお礼を言う時にはこのように言えるんだと勉強になった歌でもありました。
特にThank you for your everything. (あなたの存在全てがありがとう)など、とてもいいセリフだなあと(でも実際に使う場面はなかなかなさそうだなあと)思った記憶があります。
でもこれに近い言い方は実は現在でも、例えば、いろいろとお世話になった方々にお礼を言う際に、Thank you for everything you did for us [me]. としばしば使っています。
それから、Thank you for your tenderness.は僕はあまり使いませんが、Thank you for your kindness.はよく使っています。
つい話題が英語の方にそれてしまいましたが、この歌を歌い終わり、マイクを置く名シーンがありました。
1980年10月5日にもこのコンサートはテレビ放送されていた記憶がありますが、日曜日で外出をしていて見れなかったと思います。
だから、このマイクを置くシーンは、話には聞いていましたが、実際に見たのは今回が初めてでした。
ちなみに、このコンサートでは、百恵さんの衣装に合わせてマイクの色も変わっていきました。
最後は、花嫁衣裳を思わせる白いドレスでマイクの色も白でした。
とても素晴らしいコンサートでした。
僕自身も講義でマイクを使うことが多いのですが、引退をする最後の講義のときには、あんなに感動的にマイクを置くことはできず、普通にマイクをあるべき場所に戻すだけだろうなと思いました。