
お彼岸は過ぎましたが、野のあぜ道や家々の庭に「彼岸花」が美しく咲いています。一昔前まではそれ程多く目にすることはありませんでしたが、近頃はこの時期の観賞用に植えているのでしょうか。江戸の頃より昔、彼岸花は毒だ、と言い伝えられてきました。その頃は頻繁に飢饉が起きており、人々は命を落としていたのです。毒と伝えられている彼岸花(実際に有毒)は、実は救飢植物でもあります。鱗茎にはデンプンを含んでおり、毒抜きをして口にできたわけです。(素人が手を出すと危ないらしく、あくまでも知恵として知っておく位がいいかな)
まあ、曼珠沙華と彼岸花が同じ花だって知ったのは大人になってからですから、偉そうな事は言えませんが(笑)。