灰谷健次郎氏が文を、石川文洋氏が写真を担当し、中国や東南アジアの国々の地域に暮らす人々の様子を記している。フィリピンミンダナオ島のタサザイ族も仲間だと認めた風貌から自分は間違いなくここに祖先をもつはずだと、現地を訪れ人々をふれあう様子は実におもしろい。またお二人とも香りがある地酒(濁酒だろう)を好む。メコン川上流では(決してきれいとは言えない)メコンの水で蒸留させた酒について、この川の水でなければこの味は出ないのだ、と言いきる。地方や地域を理解するとはこういう視点を持つことなのだと思った。灰谷氏は2006年11月23日72歳で逝去された。巻末に「親しくしていただいている方」に向けた遺書がある。“どうやら命尽きるときが近づいたようです。・・野の蝶やトンボのような生死でありたいと願っています。・・長い人生をかけて学んできたことは無執着の思想であり・・学んできたとおりに生涯を終えたい。一足お先に感謝をこめて・・それではいずれあちらでお会いしましょう”K1思う。こうした心をもてるような生き方をしたいものです。まだまだです。だから修業せえ、と生かされているのだとも思えます。「アジアを歩く」(えい文庫 900円)
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でも、いったん少し落ちても次の段階はまた更に時間がかかりそうな感じです。気長に頑張ります~