朝寝-昼酒-夜遊

日々感じたことを思いのままに書き散らすのみ。
※毎週土曜更新を目標にしています。

プロに自由はない

2006年02月17日 22時12分58秒 | 政治
メールマガジンか何かで読んだんだが、
小泉が何かの答弁で靖国参拝について「私にも信仰の自由がある」みたいな
発言をしたらしい。

信仰は良いが、それを国家の代表者として表現するのは間違っている。
信仰の自由と表現の自由は違うだろう。
言論の自由だって、相手を傷つけるものは許されない。

だいたい、思ったこと、考えたことをそのまま言ったり行動したりすることは、
勤め人とて許されはしない。
それは、自分が給料を会社からもらっている以上、
(少なくとも仕事中は)自分の言動は会社の言動とみなされるのだから、
制約は甘受するものだろう。

小泉は日本国首相として日本国民から給料を受け取っている。
私的に参拝する分にはかまわないが、
公務である記者会見で挑発したり、
「理由がわからない」などと自分の頭の悪さを露呈し、
税金を払っている国民の利益を害するのはおかしい。税金泥棒。

そして、普通に勤めている人間よりも高い給料をもらっているんだろうが。
「高い地位に(本人が求めたかどうかは知らんが)ある人間の責任」という
感覚はないんだろうか。
(それがないから拝金主義の流行を生んでいるのか)

まあ、彼の「私には他にやりたいことがある」と言って
総裁任期延長を拒否したりする感覚には、
「首相として国家のために(これを押し付けられるのはしんどいが)責任を果たす」
プロの感覚が欠如しているのではないか。偉大なるアマチュアリズム。但し大迷惑。
金をもらえるのは凄いことだが、逆にその責任も重いんだ、ということを
体得していないように見える。(政治屋はみなそうなのか?)

こんな人間を首相に担がざるを得ないのも、しんどい話だなあ。
まあ、しょせんは二級国民の代表であり、政治家は国民のレベルを超えないのだから、
日本人もこの程度なんだ、という象徴として、ちょうどいいのかも知れない。
コメント
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