朝寝-昼酒-夜遊

日々感じたことを思いのままに書き散らすのみ。
※毎週土曜更新を目標にしています。

雲助「電話の遊び」を聞いた

2008年07月13日 22時00分10秒 | 落語・講談・お笑い
先週「ミュージックテイト」で買っても良かったようなものだが、
ポイントのことなどを考えて、「楽天」で落語のCDを2枚買った。

五街道雲助「中村仲蔵+電話の遊び」


柳家喬太郎「前座噺集(寿限無、子ほめ、松竹梅)」


※画像をクリックすると、楽天のページに飛びます



雲助の「電話の遊び」を楽しみにしていたのだが、
まあ、上方の「電話の散財」とはポイントが違うなあ。

雲助のものはけっこう「倅が選挙に立つ」ところが
メインになっており、その理屈が正面に立っている。
そこが少し、全体の中で強調され過ぎており、バランスが悪い感じがする。
しょせんはバカバカしい「遊び」を中心にするネタだと思う。

個人的には、「選挙」は中心にせずとも、
「ある程度の社会的な地位がある子として、親が遊び回っているのが恥ずかしい」
程度で抑えておいても理屈は通るのでは、と思う。
(雲助のアナクロな「緊縮派」や「盛んに遊ぶでセイユウ会」なんて
 ギャグは、言いたくなる気持ちがよく分かるが)

もう一つは、江戸の人の限界かも知れないが、活け殺しがイマイチ。
このネタは、それが出来ないと辛い。
混線するところで落としていくタイミングとか、
「話し中」と言って戻るところとか、
最後の親子の会話とか。
(上方では、最後はハメは入れないと記憶している)
ぷつぷつ切れる感じがする。

楽しく演っているのがよく分かり、その部分は結構。
もっとも、自分が楽しめないのに、このネタを演る人はいないと思うが。
コメント
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