昨日はどうも寝足りない感覚のまま、
10時頃に家を出て「お江戸日本橋亭」へ。
毎年恒例の「馬桜独演会」。
客はざっと40人くらいか。
あまり天気も良くない。
「金明竹」(市丸):△
6月に二つ目昇進らしい。
この人にしては珍しく、細かいトチリ・言い直しが多い。
あまり練られていない感じがする。
台詞廻しも若干雑で、ウケをとれる設定を流していたように思う。
例えば与太郎が(違う名前にしていたが)水を持って2階に上がるときに
おじさんが「2階で水を撒く奴があるか」と言ってしまうため、
実際に撒いて1階に落ちてくる場面がない、とか。
金明竹の言い立ては最初丁寧だが、
次第に(頭にきてか)早くなる、という感じ。
まあ、これはこれでありかな。
「馬のす」(馬桜):○+
マクラは文楽師の話。
なかなか面白いが、あまり大っぴらに出せる内容ではない。
(女性関係など)
ネタは、よく出来ていたと思う。
別に大したことのない(何のドラマもない)このネタを
ポイントを絞ってやっていた。
一人喋りメインで「電車混むね」などの転換を効かせるのではなく、
むしろ二人の会話の中で
次第に馬の尾を抜いた人間が苛立ってくる、という感じ。
のんびりした雰囲気になっていた。
「心眼」(馬桜):○
私の最近のお気に入りで、
いろいろ聞いて回っているネタ。
梅喜が横浜から帰ってくるところ。
「抑えていたものが噴き出す」部分だが、
抑えているところ、ここで噴き出すところ、といった芝居を見せずに
やっていた。これはこれで良い。
目が開くところはよく分からない。
満願の日で、声を掛けられた弾みに目が開く、という感じなのかな。
単に満願の日で開いて、そこに声を掛けられる流れでも構わんと思うのだが。
飲みに行くところはもう少しネットリ演っても良いと思う。
「あんな不細工な女、別れようと思う」+「いちゃつく」要素がある方が、
それに対する嫉妬・切れるところに勢いが付けやすいだろう。
夢から覚めた後も、丁寧にしっとり演っていた。
「明烏」(馬桜):○
特に強く押さない、丁寧な「明烏」。
「ご神木」と聞いて見返り柳に拍手を打って拝むところ、
初めて見たが時次郎の性格や周囲とのずれが出て良かった。
2階で独り泣く時次郎に対して「畳にのの字を書くな!」など、
無理のない科白できちんとウケをとっていた。
ハネて外へ出ると雨。
リンクバス?に乗り、東京駅から帰った。
10時頃に家を出て「お江戸日本橋亭」へ。
毎年恒例の「馬桜独演会」。
客はざっと40人くらいか。
あまり天気も良くない。
「金明竹」(市丸):△
6月に二つ目昇進らしい。
この人にしては珍しく、細かいトチリ・言い直しが多い。
あまり練られていない感じがする。
台詞廻しも若干雑で、ウケをとれる設定を流していたように思う。
例えば与太郎が(違う名前にしていたが)水を持って2階に上がるときに
おじさんが「2階で水を撒く奴があるか」と言ってしまうため、
実際に撒いて1階に落ちてくる場面がない、とか。
金明竹の言い立ては最初丁寧だが、
次第に(頭にきてか)早くなる、という感じ。
まあ、これはこれでありかな。
「馬のす」(馬桜):○+
マクラは文楽師の話。
なかなか面白いが、あまり大っぴらに出せる内容ではない。
(女性関係など)
ネタは、よく出来ていたと思う。
別に大したことのない(何のドラマもない)このネタを
ポイントを絞ってやっていた。
一人喋りメインで「電車混むね」などの転換を効かせるのではなく、
むしろ二人の会話の中で
次第に馬の尾を抜いた人間が苛立ってくる、という感じ。
のんびりした雰囲気になっていた。
「心眼」(馬桜):○
私の最近のお気に入りで、
いろいろ聞いて回っているネタ。
梅喜が横浜から帰ってくるところ。
「抑えていたものが噴き出す」部分だが、
抑えているところ、ここで噴き出すところ、といった芝居を見せずに
やっていた。これはこれで良い。
目が開くところはよく分からない。
満願の日で、声を掛けられた弾みに目が開く、という感じなのかな。
単に満願の日で開いて、そこに声を掛けられる流れでも構わんと思うのだが。
飲みに行くところはもう少しネットリ演っても良いと思う。
「あんな不細工な女、別れようと思う」+「いちゃつく」要素がある方が、
それに対する嫉妬・切れるところに勢いが付けやすいだろう。
夢から覚めた後も、丁寧にしっとり演っていた。
「明烏」(馬桜):○
特に強く押さない、丁寧な「明烏」。
「ご神木」と聞いて見返り柳に拍手を打って拝むところ、
初めて見たが時次郎の性格や周囲とのずれが出て良かった。
2階で独り泣く時次郎に対して「畳にのの字を書くな!」など、
無理のない科白できちんとウケをとっていた。
ハネて外へ出ると雨。
リンクバス?に乗り、東京駅から帰った。