# 注文していた「寄席囃子100」が届いた。
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まだ聞いている途中なのだが、
従来の寄席囃子集に比べて、
「現役の咄家の出囃子を収録する」意図が強いように感じた。
選曲にしても昇太「デイビー・クロケット」や白鳥「白鳥の湖」、
小遊三「ボタンとリボン」など、
邦楽を元にしない曲も入っている。
解説書も「誰の出囃子か」を明記してある。
こういう作り方もありかな、と思う。
上方の咄家の曲が入っていないのは、まあ、仕方がないだろう。
収録される機会が意外に少ない「雪の合方」が入っているのは有難い。
試験が終わってとりあえずほっとしたので、
月曜はワッハの「上方講談を聞く会」へ。
「江島屋騒動」(南舟)
この人の口調に割とマッチした演題だと思う。
番頭の堅気さとか。
科白が途中で出てこなくなったのが惜しい。
「名月松坂城」(南青)
トントンと運んで快い。
表情付けなどけっこうクサ目で、楽しんで聞けた。
落語でもできそうな演題だなあ。
「応挙と幽霊の花魁」(南左衛門)
先日雀松との二人会でも演ったもの。
少しトチリがあった。
声・表情付けの大きさが素晴らしい。
講釈師に限ったことではないが。
「生首の碁盤」(南鱗)
久し振りの南鱗。
マクラは訥々と、相変わらず陰気に見える、ちょっと引いた雰囲気。
福団治を思わせる。
ネタは初めて聞いたのだが、
碁盤を売り付けて返しに来るところなど、「へっつい幽霊」を思い起こさせた。
血を拭っても怨念が残っている、というのは設定として理解し辛い。
最後の方、人物関係が少し入り組み、分かり辛かった。
仕方ないんだけどね。
最後の「鍋島猫騒動」に続く設定を外し、
「碁の上での諍いでの刃傷」、といった単純な理由付けにすれば、
落語でもできそうな気がする。
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まだ聞いている途中なのだが、
従来の寄席囃子集に比べて、
「現役の咄家の出囃子を収録する」意図が強いように感じた。
選曲にしても昇太「デイビー・クロケット」や白鳥「白鳥の湖」、
小遊三「ボタンとリボン」など、
邦楽を元にしない曲も入っている。
解説書も「誰の出囃子か」を明記してある。
こういう作り方もありかな、と思う。
上方の咄家の曲が入っていないのは、まあ、仕方がないだろう。
収録される機会が意外に少ない「雪の合方」が入っているのは有難い。
試験が終わってとりあえずほっとしたので、
月曜はワッハの「上方講談を聞く会」へ。
「江島屋騒動」(南舟)
この人の口調に割とマッチした演題だと思う。
番頭の堅気さとか。
科白が途中で出てこなくなったのが惜しい。
「名月松坂城」(南青)
トントンと運んで快い。
表情付けなどけっこうクサ目で、楽しんで聞けた。
落語でもできそうな演題だなあ。
「応挙と幽霊の花魁」(南左衛門)
先日雀松との二人会でも演ったもの。
少しトチリがあった。
声・表情付けの大きさが素晴らしい。
講釈師に限ったことではないが。
「生首の碁盤」(南鱗)
久し振りの南鱗。
マクラは訥々と、相変わらず陰気に見える、ちょっと引いた雰囲気。
福団治を思わせる。
ネタは初めて聞いたのだが、
碁盤を売り付けて返しに来るところなど、「へっつい幽霊」を思い起こさせた。
血を拭っても怨念が残っている、というのは設定として理解し辛い。
最後の方、人物関係が少し入り組み、分かり辛かった。
仕方ないんだけどね。
最後の「鍋島猫騒動」に続く設定を外し、
「碁の上での諍いでの刃傷」、といった単純な理由付けにすれば、
落語でもできそうな気がする。