「司法官僚」(新藤宗幸)読了。
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今の司法が、「最高裁事務総局」を始めととする
司法内の官僚機構に支配され、
各裁判官の自主的な判断が損なわれている、という問題意識。
このあたりの実態を知らなかったので、
詳細な事実を積み上げて描写されていく光景は新鮮で、
腹立たしく感じさせてくれるものだった。
ただ、この本で対策として提示されている
形骸化した「裁判官会議」の実質化が、
果たして現実的なのか不安を持った。
方向としては良いように思うのだが、
実際には今、各裁判官は内容を理解し切れないほどの事案を抱えている。
その状況で「裁判官会議」に時間を掛けられるのだろうか。
結局、今の要員のままでは形骸化せざるを得ないのではないか?
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今の司法が、「最高裁事務総局」を始めととする
司法内の官僚機構に支配され、
各裁判官の自主的な判断が損なわれている、という問題意識。
このあたりの実態を知らなかったので、
詳細な事実を積み上げて描写されていく光景は新鮮で、
腹立たしく感じさせてくれるものだった。
ただ、この本で対策として提示されている
形骸化した「裁判官会議」の実質化が、
果たして現実的なのか不安を持った。
方向としては良いように思うのだが、
実際には今、各裁判官は内容を理解し切れないほどの事案を抱えている。
その状況で「裁判官会議」に時間を掛けられるのだろうか。
結局、今の要員のままでは形骸化せざるを得ないのではないか?
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