昨日は夕方の面接の後、
夜は動楽亭へ。
閉鎖になったワッハから移った
ミナミでの「上方講談を聞く会」。
80人前後入っていた約2週間前とはエラい違いで、
結局入りは(南左衛門曰く)16人。
勿体ないなあ。
「信長の葬儀」(南湖)
南舟と入れ替わって南湖が出てくる。
戦いの場面ではないが、装束などの言い立てのある
「修羅場」読みだから、かな。
古い形で釈本をめくりながら読んでいる。
恐らく本の内容を見てはいないのだと思う。
人名が長いので頭の中で漢字に変換できない部分もあったが、
リズムやテンポ、滑舌など、流石。
「荒浜藤蔵」(南舟)
真面目に喋っているはずだが何となく愛嬌が感じられるマクラ。
ネタは「水戸黄門漫遊記」の中から、
仙台あたりでの話。
荒浜藤蔵というヤクザ者が、目を付けていた美人を仙台の商人にとられ、
それを逆恨みして追いかけてきてその隣の部屋に泊まろうとしたり、
追いかけたりする。
それを黄門様一行が邪魔をする、という話。
藤蔵の脅し方、
特に脅す前に一瞬下手に出ていく表情付けが良かった。
「徂徠豆腐」(南華)
「ねたのたね」等では南海が出ると書かれていたのだが、
実際には南華が出てきた。
噛むことが多い高座などにも遭遇してきたのだが、
昨日は満足した。
例えば金がないことを明かす徂徠の申し訳なさと世間に対する超然とした様子、
「おむすびを持ってくる」と言われたのを断る武骨さ、
或いは豆腐屋夫婦の優しさや徂徠に対する敬意などがよく出ていた。
舞台が芝増上寺の門前であり、
登場人物(豆腐屋夫婦)が上方弁なのだが、
これに対して「豆腐屋が上方から移ってきた」といった話を入れていた。
個人的には別に、言葉は気にしなくても良いのでは、と思う。
それを言い出すと上方講談はキリがなくなると思うので。
「竹の水仙」(南左衛門)
昔近くになった「新花月」の話。
5年くらい松竹に所属していたそうな。
その頃の思い出や一緒に仕事をしていた
「くにお・とおる」「たかし・ひろし」の名前が出たり、
「やすこ・けいこ」の穴埋めで講談の時間が長くなった話など。
「あひる艦隊」なんて名前も久し振りに聞いた。
左南陵が入っていた話とか。
声の大きさ、
驚く際のクサさなど、素晴らしい。
テキストそのものは、浪曲やそこから派生している落語の方が好みではある。
尾張鳴海の宿の物語で、泊まるところから始まる話。
のみの入った袋を「中に金が入っている」といった説明を入れる。
「左甚五郎」であることは宿帳にも書かれており、
主も侍(大槻玄蕃、ではなかった)も「左甚五郎」であることを認識している。
それが「大名人」であることは理解していないのかも知れないが。
話としては「冴えない人→実は甚五郎だった」という
水戸黄門的予定調和のドラマにするしかないのでは、と感じる。
20時半終演。
夜は動楽亭へ。
閉鎖になったワッハから移った
ミナミでの「上方講談を聞く会」。
80人前後入っていた約2週間前とはエラい違いで、
結局入りは(南左衛門曰く)16人。
勿体ないなあ。
「信長の葬儀」(南湖)
南舟と入れ替わって南湖が出てくる。
戦いの場面ではないが、装束などの言い立てのある
「修羅場」読みだから、かな。
古い形で釈本をめくりながら読んでいる。
恐らく本の内容を見てはいないのだと思う。
人名が長いので頭の中で漢字に変換できない部分もあったが、
リズムやテンポ、滑舌など、流石。
「荒浜藤蔵」(南舟)
真面目に喋っているはずだが何となく愛嬌が感じられるマクラ。
ネタは「水戸黄門漫遊記」の中から、
仙台あたりでの話。
荒浜藤蔵というヤクザ者が、目を付けていた美人を仙台の商人にとられ、
それを逆恨みして追いかけてきてその隣の部屋に泊まろうとしたり、
追いかけたりする。
それを黄門様一行が邪魔をする、という話。
藤蔵の脅し方、
特に脅す前に一瞬下手に出ていく表情付けが良かった。
「徂徠豆腐」(南華)
「ねたのたね」等では南海が出ると書かれていたのだが、
実際には南華が出てきた。
噛むことが多い高座などにも遭遇してきたのだが、
昨日は満足した。
例えば金がないことを明かす徂徠の申し訳なさと世間に対する超然とした様子、
「おむすびを持ってくる」と言われたのを断る武骨さ、
或いは豆腐屋夫婦の優しさや徂徠に対する敬意などがよく出ていた。
舞台が芝増上寺の門前であり、
登場人物(豆腐屋夫婦)が上方弁なのだが、
これに対して「豆腐屋が上方から移ってきた」といった話を入れていた。
個人的には別に、言葉は気にしなくても良いのでは、と思う。
それを言い出すと上方講談はキリがなくなると思うので。
「竹の水仙」(南左衛門)
昔近くになった「新花月」の話。
5年くらい松竹に所属していたそうな。
その頃の思い出や一緒に仕事をしていた
「くにお・とおる」「たかし・ひろし」の名前が出たり、
「やすこ・けいこ」の穴埋めで講談の時間が長くなった話など。
「あひる艦隊」なんて名前も久し振りに聞いた。
左南陵が入っていた話とか。
声の大きさ、
驚く際のクサさなど、素晴らしい。
テキストそのものは、浪曲やそこから派生している落語の方が好みではある。
尾張鳴海の宿の物語で、泊まるところから始まる話。
のみの入った袋を「中に金が入っている」といった説明を入れる。
「左甚五郎」であることは宿帳にも書かれており、
主も侍(大槻玄蕃、ではなかった)も「左甚五郎」であることを認識している。
それが「大名人」であることは理解していないのかも知れないが。
話としては「冴えない人→実は甚五郎だった」という
水戸黄門的予定調和のドラマにするしかないのでは、と感じる。
20時半終演。
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