ボクの
学校では
第3日曜日は
〜家庭の日〜
を
設定していて
部活動が休み
だ
たぶん
普段
過密スケジュールな
センセイ方のために
これは
採用されたんだと
ボクは
内心想っているけれど
ボクのカアサン
は
どうやら
ボクとの
キズナを
深めようと
必死
だ
これも
一見ボクへの
愛情とも
取れるけれど
きっと
我が道を行く
カアサンのコト
だから
自身が
愉しむコト
が
前提のタイムスケジュール
でもあるんだ
いつかは
平戸に
朝陽を見に行ったっけ
生月まで行きたがる
カアサンを
引き留めるのは
なかなか
至難の技だったな(笑)
いつかは
九州を飛び出しましょう
なんて
ビュンビュン
クルマを
走らせて
山陽を
駆け巡る旅を
したっけ
あれは
なかなか
風光明媚な旅
だったなぁ・・
今回も
カアサンが
だいすきな
水族館に
連れて行かれそうになって
どうせ
ナポレオンフィッシュだろ・・と
内心想っていたけど
ボクも
水族館は
不思議と
安らぐので
キライでは無いんだ
だから
やっと手に入れた
iphone で
カアサンが
喜びそうな
back numberとか
流してあげながら
ドライブに
付き合ったけど
案の定
寄り道ばかりで
ちっとも
水族館に
着きやしないじゃん!
いつのまにか
北九州まで
来ちゃって
やたら
行列が出来る
パン屋さん
とか
さっき
ごはん食べたばかり
なのに
老舗の
甘味処で
ニコニコしながら
デザートぜめに
あって
悶絶してたよ
お腹いっぱいに
なったからか
妙に
しんみりして
「こうして
フタリで
出かけたり
お茶したり
なんて
此れからは
どんどん
減っていくだろうけど
忘れないでね」
なんて
語り始めた
カアサンは
たしかに
歳を取ったような
気もするし
ボクから
離れた場所に
居るような
気もする
でも
きっと
親子なんて
ずっと
親子だし
変わらないし
想い合って
いけると
想うんだ
自身のルーツ
だからね
ボクは
カアサンしか
カアサンで
ナイ訳だからさ
「今日の記念に
ハイポーズ」
なんて
急に
云われて
反射的に
笑っちゃうくらい
ボクは
まだまだ
子どもだけど
少し
解っているコトも
ある
知りたがりの
カアサンにすら
話せない話
とか
いまから
どんどん
出てきて
でも
それを
自身で
越えられるように
なった時には
きっと
親の苦労
とか
ありがたみ
って
ヤツを
少しは
噛みしめられるんだろう
たぶん
カアサンみたいな
女のヒトは
選ばないと想うけど
ボクも
いつか
大切なヒトを
隣に乗せて
こんな
あてのないドライブでも
愉しめるような
フタリ。
に
なりたいなぁ
とも
想うよ
ちょっと
ウザいけど
カアサン
が
カアサン
で
よかったよ
きっと