花粉症だけれど
ずっと作ってみたかった
ミモザのリース
零れ落ちた
小さな花片は
金平糖みたいで
見飽きるコトなく
小さな祈りの様に飾る
同じ星の
遠い国では
信じ難い出来事が
起きている
遠い国でも
其処には
ワタシたちと同じように
朝陽に微睡み
夜空を仰ぎ
一日を穏やかなモノにと
希う人々の日々がある
そもそも
この星は
一丸となって
立ち向かわねばならない
鍛錬の時では
無かったのだろうか
あとひと息
もうひと息
そう
云い聴かせて
安泰を誰もが願っていただろうに
思想は色々あるだろう
思惑もなおさら
だからといって
誰が誰かの自由を
ましてや
生命を奪えると云うのだろうか
他者に云われなくても
自身の良心の下に
舵を取るのが
リーダーだろう
見渡す観衆の肩落とす姿に
ハッと気付いてほしい
誰も喜ばないし
誰も幸福にはならない結末を
キラキラ光る
夜空の星は
天命を全うした名残
貴方は
一生を懸けて
輝きたくはないのだろうか?
やるべきコトは
もっと違う視点に
もっと違う次元に
置き去りにされている気がしてならない
傷つけた破片は
かならず
自身に跳ね返ってくる筈
なのに
永遠を信じたくなるのは
永遠を見届けられないから
絶対を信じたくなるのは
絶対に押し潰されそうになるから
運命を信じたくなるのは
運命に抗えないから
光を信じたくなるのは
光は明確だから
限りあるボクら
永遠を
絶対を
運命を
共に
生き抜けぬならば
せめて
共に見た光だけを
永遠と信じよう
絶対と信じよう
運命と信じよう
空には
ぽっかり
お月さま
やけに明るい
お月さま
此のセカイ
は
ヒトツの大きな穴
みたい
出口は
きっと
ほら
見上げた
あの光の先だ
そう
ボクらは
同じ穴のムジナ。
ならぬ
同じ穴のボクら。
なんだ
這い上がろう
とも
抜け出そう
とも
普段は
なかなか
出口すら
見えぬけど
こうやって
時々
夜空でも
見上げてみたら
此方の穴の中
を
明るい未来が覗いているような
明るい希望が照らしているような
そんな気がして
ならないんだ
寒い寒い
と
云いながら
温まる術を知っているボクら
キツイキツイ
と
云いながら
休める術を持つボクら
同じ穴のボクら。
嘆いてばかりじゃなくて
俯いているばかりじゃなくて
暖かい布団にすっぽり包まれながら
今宵の月でも眺めてみようよ
ホットミルクを飲んでさ
今日
美しかったモノを三つ程
想い浮かべながら
明日
出逢うかもしれぬ
美しいモノの夢を見よう
同じ穴のボクら。
そう想うのも悪くないね
同じ穴のボクら。
ヒトリじゃないから
淋しくないね
ヒトリじゃないなら
寂しくないね
日々
感涙に咽ぶ
コロナ禍に
オロオロしてる
ワタシには
到底
想像出来ぬ
此処へ辿り着く迄の
練習量とメンタルの強さ
冬季オリンピックの
選手たちの努力と美しさが
其れらを投影してくれている
直向きに自身の信念を貫く
此れは
スポーツのみならず
いま此の瞬間から
始められるから
些細でもいい
自身にしかわからなくてもいい
ただ今この時を
然りと生きているんだ
そう
噛みしめるだけ
そう
頷くだけ